福島原発は未だに予断を許さない状態であるが、仮に予定通り冷却が成功して安全に隔離出来ても、その後放射性物質を処理する技術が確立していない。廃棄物を北海道の炭鉱の奥深くにコンクリートやガラスで封じ込めるという案もあるらしいが、当然地元は反対する。本当のところ放射性物質を単に人間から遠ざけるという手段しかなく、廃棄処理を次世代へのつけ回しにしている。移送先がないから福島原発の放射性物質はそのまま原子炉内にコンクリートで封じ込める可能性が高い。原発はよくトイレのない建物にたとえられるが、トイレどころか長い時間危険物質を排出して、まさにバイオセイフティレベル4以上で治療法がない。エボラもかなわない。そして石油等の化石燃料を人類は食いつぶし近い将来に枯渇する。代替として決め手となるようなエネルギーまだ開発されていないのに、全世界のエンルギー需要が依然として増大している。太陽発電も風力も地熱も水素燃料も技術的にもコスト的にも化石燃料や原子力に代わるほど発達していない。極端なことをいえば人類の危機がまじかに迫っている中で、先進国はまだこの世の春を謳歌している。爆発力をもつ化石燃料があればこそ飛行機も飛ぶし自動車もいたるところを闊歩できるのだ。そのうち海外旅行は昔に戻ってエリートのためだけになるかもしれない。
原発といえば原子爆弾をすぐ連想させる。東西の冷戦も終結し、米露の軍縮も進展している。しかし今頃になって原発の装備を始めた国も多い。インド、パキスタン、北朝鮮。イランもその兆候がある。国威掲揚やら軍事的挑発等色々ある。
それにしても米露がどうして原子爆弾の増強を中止し原子爆弾の個数をお互いに減らし始めたか。両国が原子爆弾、水爆、中性子爆弾は使用したら最後、放射能汚染で始末に負えないものだと十分に認識していることと、原子爆弾に代わりうる強力な爆弾を開発済みであることが最大の理由だ。放射能をわざわざ地上にばら撒いて不毛地帯にするより破壊力のある爆弾を開発したほうが有効であると気づいているからである。それでなければ簡単に原子爆弾を手放さない。しかも米露は国土が広大であるから先制攻撃にも十分耐えうるという自信がある。手の内を示さないだけで高精度の偵察衛星で相手の動きを熟知している。残されているのは指導者の迅速にして適切な判断だけだ。もっともこれが一番難しい。
戦争もゲームも最先端テクノロジーだ。遠距離からGPS誘導でミサイルを発射し目標にぶつける。ステルス無人攻撃機にデージーカッターというしこたまガソリンを詰め込んだ爆弾で構築物を破壊し敵兵を窒息死させる。劣化ウラン弾で分厚いコンクリートの防空壕を貫通し敵国の中枢を無力化する。
そして出来るだけ自国から離れたところで戦争をすることだ、これが安全の秘訣。
原発といえば原子爆弾をすぐ連想させる。東西の冷戦も終結し、米露の軍縮も進展している。しかし今頃になって原発の装備を始めた国も多い。インド、パキスタン、北朝鮮。イランもその兆候がある。国威掲揚やら軍事的挑発等色々ある。
それにしても米露がどうして原子爆弾の増強を中止し原子爆弾の個数をお互いに減らし始めたか。両国が原子爆弾、水爆、中性子爆弾は使用したら最後、放射能汚染で始末に負えないものだと十分に認識していることと、原子爆弾に代わりうる強力な爆弾を開発済みであることが最大の理由だ。放射能をわざわざ地上にばら撒いて不毛地帯にするより破壊力のある爆弾を開発したほうが有効であると気づいているからである。それでなければ簡単に原子爆弾を手放さない。しかも米露は国土が広大であるから先制攻撃にも十分耐えうるという自信がある。手の内を示さないだけで高精度の偵察衛星で相手の動きを熟知している。残されているのは指導者の迅速にして適切な判断だけだ。もっともこれが一番難しい。
戦争もゲームも最先端テクノロジーだ。遠距離からGPS誘導でミサイルを発射し目標にぶつける。ステルス無人攻撃機にデージーカッターというしこたまガソリンを詰め込んだ爆弾で構築物を破壊し敵兵を窒息死させる。劣化ウラン弾で分厚いコンクリートの防空壕を貫通し敵国の中枢を無力化する。
そして出来るだけ自国から離れたところで戦争をすることだ、これが安全の秘訣。