人間界 不思議なことばかり

不思議発見というテレビ番組がありますが わざわざ遠方に出かけなくても 身の回りには 不思議なことがいっぱいあります

自転車

2011-08-13 14:09:57 | 日記
駅前のロータリーは車を駅に直付けできるという点で便利だが、歩行者にとってはわざわざ回り道をしなければならないのでこの上なく不便だ。なぜかあくまで車優先です、歩行者は二の次ですと宣言している。ロータリーの周囲や中央に植え込みを設けて人が車道に侵入できないようにしているところもあるが、植え込みは踏み固められて駅への直道が出来て歩行者がみんな利用している。公園でも遊歩道を設け緑を植栽して見た目は優雅にしてあるが、よく見ると植え込みや別のところに道が出来ていることが多い。設計されたままの道は明らかに不便なので住民たちや子供たちが勝手に道をこしらえて自由に通り抜けている。役所も時々手直しするがまた道が出来てしまう。まるでいたちごっこだ。道があってしかるべき場所なのだから道が出来る、発想の転換をして新規の道にしたほうが良いと思うがどうだろう。それとも規則なり設計のほうが大事なのか。
駅前は放置自転車も多い。以前歩道の中央に1月ほど堂々と放置されていた自転車があった。登録はされていて、まだ買って間もないようで鍵を壊して乗って帰りたい衝動に駆られた。そのうちに邪魔になったのだろう歩道の片隅に追いやられ終いになくなった。行方はわからない。不思議な現象である。持ち主は探さないか諦めたか、警察もほったらかし、通行人が持ち去れば犯罪、宙ぶらりんのまま現場に置かれたままだった。
そして困ったことが起きた。我が家の前に放置自転車が現れた。そのうち持ち主が取りに来るだろうと放っておいたが、1月経ってもそのまま炎天に雨に晒されている。通りすがりの警察官に聞くと管轄外なので110番して下さいとの返事。警察官は誰でも同じだと思っているのに管轄を持ち出され断られたことに唖然としたが、犯罪でもない放置自転車ごときで110番するわけにいかない。しかし管轄外に本当の犯罪が起こったときに警察官はすぐ動くのかと不安な気がした。そうこうする内にタイヤもしぼんで自転車が不憫になり、仕方なしに管轄の署に連絡をしたらすぐに若いおまわりさんが来た。登録番号調べて近くの方の所有ですねと答え帰っていったが、あれからまた10日経過したが、自転車依然として我が家の前にある。放置自転車多すぎて面倒としか思えない。どうなるんだろう。

2011-08-12 16:16:56 | 日記
パソコンはソフトがなければただの箱とよく云われたが、使えなければ無用な箱ともいえる。購入して2年すればコンピューターの性能が2倍になるというムーアの法則も、処理速度にせっかちな人を別にして、メールやインターネットで楽しむ分には普通には何の障害にならない。膨大な情報を処理したり複雑な科学計算したりするには最新のCPUを複数セットしたりメモリーも容量があったほうがいいが個人には必要がない。ただパソコンを動かすOSが時代遅れになると使えないソフトが増えてくるので不便を感じたら買い換えればいいだけの話だ。処分するにはお金がかかるが。
よくATMの故障やJRの切符販売機の停止が問題になる。多くはコンピューターの故障ではなくプログラムを作った側のミスでコンピューターは愚直なだけで全く責任がないから、コンピューターに文句を言ってもしょうがない。完璧なプログラムを作るのがいかに困難であるかの証拠だ。それならば条件を入力すれば自動的にプログラムを作るプログラムを開発すればということになるがまだ夢のような話だろう。コンピューターが自分で条件を設定して自らプログラムを開発すればコンピューターが人間を支配するSFのような世界が訪れる。現在のところ学習能力を持たせるのが精々だ。
携帯もれっきとしたパソコンで机上のパソコンより融通無碍でオールマイティーである。極端なことを云えばトイレの中でも風呂の中でも場所を問わず何でも出来る。金融も買い物も娯楽もタッチひとつで押し寄せてくる。かえって選択に迷う位だ。しかし困ったことに知らないところからメール等が直接個人に向けられると、いとも簡単に心に飛び込み、偽りでも真実と錯覚するらしい。まだITには不慣れな人間には真偽を見分けるだけの防御態勢がないようで、瞬間的に洗脳される。未知なるサイトからインチキな請求が来てもとっさの判断がつかず支払ってしまう。ここら辺の人間の心理とITとの関係は緊急な研究課題だろう。
衛星からの電波や地磁気センサを使用したGPSの用途がさらに発達すると個人の行動がもっと他人にあからさまになる。すでに最新の家電自動車産業機械には始めからGPSが組み込まれていてインターネット経由でメーカーが位置情報や使用状況を把握し、またプログラムの更新もしている。CCDカメラや各種センサを搭載すれば遠隔操作も可能だが、まだそこまでは必要がないようだ。
携帯特にスマートフォーンなるものは常時自分の位置情報検索し発信している。企業でも何かの組織でも所属員の携帯番号を控えてホストコンピュータに接続すれば容易に一日の行動をトレース管理できる時代になっている。秘密探偵がポケットの中に居るようで不気味だが、どう利用するかは管理者次第になる。今回の大地震のとき帰宅できなかった家族の動向がGPSで即座に把握できて安堵した良い例もあるが。
携帯からの電波はAU、Docomo,Softbankの大型コンピューターを経由しているので、さらにどこかの機関の超大型コンピューターに密かに接続されていれば全国民の行動や情報がリアルタイムにしかも容易に記憶蓄積される。このデータを目的に応じて選択すれば国民のプライバシーは存在しなくなる。信用情報はとっくにそうだ。また個々のパソコンを入力端末とし外部の大型コンピューターにすべてを委託させるクラウドが流行っているが、これもまた超大型コンピューターが簡単に情報を吸い上げることが出来ることになる。近い将来かもしれないが、この情報を黙って為政に利用する組織なり人物が現れるのは必然だろう、もう誰かがやっているかもしれない。未来の人間の生き方はどうやら厳しそうだ。