弊社の公式ブログに連載を開始した、「技術と経営塾」塾長の小野コンサルタント
-「新しいものづくりの為の仕分け」編-
の紹介です。
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あけましておめでとうございます。
ケーイー・ソリューションズ㈱「技術と経営塾」塾長の小野嘉雄です。
新年を迎えました、昨年に続きWebによる小野塾を開講致します。
昨年は「量依存の典型的なものづくりの形」について検証してきましたが、
この7回目からは「管理技術」について検証し、具体的な事項を挙げて紹介しましょう。
その代表的な手法として、ものづくりの現場でよく使われている手法について2つ紹介します。
【1】 QC手法
QC手法も基本は「量技術」をベースとした考え方で、40~50年前に学んだ統計的品質管理等です。
私が30数年前頃からのコンサルティング活動で、多くのQC導入企業で遭遇した改善活動でのQCとは、
その特徴を挙げると、
・n数(サンプル数)が一定数に満たないと、データとして認められない。
1つの発生事象について、その問題点を管理者に申告しても、取り上げられ
ない、データが少ないからと言われて。一般社会でも、死亡事故の多い交差
点でないと、信号機はつけられないと言う「お役所仕事」も同義である。
・n数とパレート図,X-Rチャートなど全て、n数がその理論的根拠の一つとな
っている。
この条件に入らない問題(1個の発生事象)は、改善がスタート出来ないし、
認められない
・パレート図で発生の多い方から改善が進められるー重点主義とか効果主義と
か言われる。
但し、現場の問題点は、改善スタッフにバトンが移り、ゼロから分析が始ま
り、現場は置き去りにされる。
・発生事象は、連続的、継続的であること。N数を求める。
一品生産が多い中小企業では、n数が少ないので、QCのテーブルには載りに
くい。
・一品モノは、作ってしまえば、フィードバックするものがない(次にくる同
じ方法を適用できるものが少ない)受注機会が少ない。
・一品の悪さは、その一品で品質を作りこむが、量産はその悪さを次に流れる
ものえフィードバックにより品質を作りこむ。
1個目の悪さを、2個目、3個目とものづくりを重ねて良い物を作ると言う
習慣化されている。
以上が改善活動でのQCの特徴ですが、次回は「量依存」から脱皮するための
ポイントを纏めてみます。
-「新しいものづくりの為の仕分け」編-
の紹介です。
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あけましておめでとうございます。
ケーイー・ソリューションズ㈱「技術と経営塾」塾長の小野嘉雄です。
新年を迎えました、昨年に続きWebによる小野塾を開講致します。
昨年は「量依存の典型的なものづくりの形」について検証してきましたが、
この7回目からは「管理技術」について検証し、具体的な事項を挙げて紹介しましょう。
その代表的な手法として、ものづくりの現場でよく使われている手法について2つ紹介します。
【1】 QC手法
QC手法も基本は「量技術」をベースとした考え方で、40~50年前に学んだ統計的品質管理等です。
私が30数年前頃からのコンサルティング活動で、多くのQC導入企業で遭遇した改善活動でのQCとは、
その特徴を挙げると、
・n数(サンプル数)が一定数に満たないと、データとして認められない。
1つの発生事象について、その問題点を管理者に申告しても、取り上げられ
ない、データが少ないからと言われて。一般社会でも、死亡事故の多い交差
点でないと、信号機はつけられないと言う「お役所仕事」も同義である。
・n数とパレート図,X-Rチャートなど全て、n数がその理論的根拠の一つとな
っている。
この条件に入らない問題(1個の発生事象)は、改善がスタート出来ないし、
認められない
・パレート図で発生の多い方から改善が進められるー重点主義とか効果主義と
か言われる。
但し、現場の問題点は、改善スタッフにバトンが移り、ゼロから分析が始ま
り、現場は置き去りにされる。
・発生事象は、連続的、継続的であること。N数を求める。
一品生産が多い中小企業では、n数が少ないので、QCのテーブルには載りに
くい。
・一品モノは、作ってしまえば、フィードバックするものがない(次にくる同
じ方法を適用できるものが少ない)受注機会が少ない。
・一品の悪さは、その一品で品質を作りこむが、量産はその悪さを次に流れる
ものえフィードバックにより品質を作りこむ。
1個目の悪さを、2個目、3個目とものづくりを重ねて良い物を作ると言う
習慣化されている。
以上が改善活動でのQCの特徴ですが、次回は「量依存」から脱皮するための
ポイントを纏めてみます。