sumire日記

映画・本の感想、レビュー、趣味のタロット占いをしていきたいと思います!

「幸せになる勇気」

2020-09-25 17:59:00 | 日記
一度アドラーの思想を知ってしまうと、もはや後戻りはできなくなります。
アドラーに触れた多くの人は「それは理想論だ」「非科学的だ」と切り捨てようとします。なのに捨てられない。心のどこかに違和感が残る。自らの「嘘」を自覚せずにはいられなくなる。まさに人生の劇薬と言えるでしょう。

ここまでの議論を整理しましょう。

まず、子供を叱ってはならない。なぜなら、叱ることは、互いの尊敬を毀損する行為である。怒りや叱責は、それほどコストの低い、未熟で暴力的なコミュニケーション手段である。そしてまた、褒めてもいけない。褒めることは共同体の中に競争原理を生み、子供たちに「他者は敵である」というライフスタイルを植え付けることになる。さらに、叱ることや褒めること、すなわち賞罰は子供の「自立」を妨げる。なぜなら賞罰とは、子供を自分の支配下に置こうとする行為であり、それに頼る大人たちは、心のどこかで子供の「自立」を恐れている。
それだけではなく、アドラーは承認欲求まで否定する。他者からの承認ではなく、自らの、自らによる承認に切り替えよと。「自立」とは、自らの手で自らの価値を決定することである。一方、自らの価値を他者に決めてもらおうとする態度、すなわち承認欲求は、ただの「依存」である。

本当の悩みは、「幸せになる勇気」を持ち得ていないことなのである。


きみに読む物語

2020-09-24 20:09:00 | 日記
「不安だったわもう戻らないかと思った。」

「必ず戻るさ。」

「どうなるの?
何も思い出せなくなったら・・・
どうする?」

「そばにいるよ。離れない。」

「あなたは、私たちの愛が奇跡を起こすと思う?」

「ああ、思うよ。
今までだって戻ってきてくれたろ?」

「私たち一緒に死ねるかしら?」

「私たちの愛に不可能はないさ。」

「愛してるよ」

「私も愛してるよ」

「お休み」

「また会おう」


1940年若い2人は、恋に落ちた。
平凡な思想の平凡な男はノアといった。大金持ちのアリーは天真爛漫な才女であった。だが、平凡なノアにも一つだけ負けないことがあった。
それは命がけである人を愛したことだった。ノアにはそれで十分だった。

物語の読み聞かせにやってきたデューク。認知症になった老女はどこか遠くを見つめていた。でもどこを見つめているのかわからなかった。
デュークはそっと物語を読みだした。そう、2人の物語を。

ノアとアリーは大きく違った。2人はお互いの価値観や人生観を埋め合わせるように、何でもない大切な多くの時間を過ごした。
2人はいつも一緒だった。そしていつしか離れられなくなった。
もはやそれはひと夏の恋ではなかったのだ。別れの兆しをよそに、2人は絵にかいたような恋人同士だった。

釣り合わない恋だった。
彼は田舎者。彼女は都会育ち。
彼女は前途洋々。彼には何もなかった。

「前世で私、鳥だったと思う?」
「何のこと?」
「生まれ変わりよ!」
「さあね」
「きっとそう。あなたも鳥よね?」
「君が鳥なら」


そして2人は離れ離れになった。

「ーいつかこの家を改築する。」

「私の意見は聞いてくれないの?
家は白。雨戸は青がいいわ。
川に面したアトリエ。」

「ああ約束する。」

あの日の約束を鮮明に残して、ノアは必至で、アリーに別れたことを謝る手紙を書いた。
それは1年の間。毎日1通ずつ365通の手紙を書いた。でもその手紙がアリーのもとに届くことはなかった。
アリーは遠く離れたニューヨークで恋に落ちた。そう、あの日のノアと同じように、どこかへ行かないかという男に。そのころノアは約束通り、雨戸の青い白い家を建てていた。

「流れ星に似ている。天上を熱く燃やし、一瞬永遠が見える。そして次の瞬間燃え尽きる。」デュークはそうつづけた。



「ーパパ。帰ってきて。ママは認知症よ。」
子供たちはそう口々に言った。

「何を言ってるんだ、ママは最愛の人だ。離れない。ママが私の家さ。」


その物語はアリーが書いていた。
思いもよらぬことで運命は動き出すことになる。
2人は最愛の人であったのだ。


「私たちの愛に不可能はないさ。」







「伝え方が9割」

2020-09-23 08:42:00 | 日記
~損得~
こういうところが短所
こういうところが長所
⇒正直にデメリットを書くことで信頼が得られる。文章はデメリットを上回るメリットで締めくくろう
★最後に長所を伝えられると、親近効果と呼ばれる働きが生じ、相手のポジティブが残る。

~みんな一緒~
社会心理学用語で「社会的証明」という。みんながしていることは正しい。
人は自分だけが集団から遅れることをすごく恐れるので、自分に近い人の意見により強い影響を受けるからです。
★読み手が所属したいカテゴリー(憧れ)
すでに所属しているカテゴリー(共通点)
つなげてメッセージを請求しよう

~承認欲求~
★「初めてです」「変わりました」を文章に盛り込み承認欲求をくすぐろう。すると喜んで動いてくれる。
★人は数量限定よりも情報の限定に弱い。あったものが規制、制限されると欲しくなる。持っていたものがなくなると欲しくなる。

~ブレインダンプ~
★人は第一印象の影響から離れられない
文章の書き出しは好印象に見せるため感情や共通の体験をポジティブかつ詳しく書く。ドラマにはピンチが必要。読み手の感情の起伏を大きくさせるほど文章が持つエネルギーが強くなる。

~ツぁぃガルニク効果~
文章で一番読まれるのはp.s.。人は未完の情報ほど忘れられない。



「伝え方が9割」刺さる言葉はあなたの中ではなく、相手の心の中にある

2020-09-22 14:06:00 | 日記
~刺さる言葉はあなたの中ではなく、相手の心の中にある~

★ホットリーディング(SNS)
相手の関心ごとを読む。
⇒を起点に文章を展開しよう!
食洗機のコピー
「頑張るママの手が、悲鳴を上げています」
「年中手荒れに悩むママに朗報です」
⇒この食洗機のコピーはそんな女性たちの建前を認め、手荒れという切り口で働きぶりに共感しながらできれば洗いものの負担を軽くしたいという本音に働きかけている
⇒家族と過ごす自由な時間を手に入れる食洗機です。というように理想の状態を自覚させ行動を促す

~人の悩みは4つだけ~
・Health 健康・美容
・Ambition 将来・キャリア
・Relation 人間関係・結婚・恋人・会社
・Money お金
⇒に、世代をかけ合わせる




「伝え方が9割」

2020-09-21 16:53:37 | 日記
伝わらない文章⇒伝わる文章⇒したくなる文章

に変えていくには?

①あれもこれも書きすぎない
②きれいな文章を書こうとしない
③自分が書きたい文章を書かない

~ありきたりな文を名分に!~

トーマスエジソン
「失敗なんてしちゃいない。うまくいかない方法を700通り見つけただけだ。」
⇒失敗してもあきらめるな

★ありきたりで常識的な言い回しに過剰で具体的な条件を表す言葉を組み込むとその文章は名文に変わる。

アンドリューカーネギー
「アイディアとはゆっくりと育んでいくもので、1日では生まれない。本当に必要なのは忍耐力だ。」

★人は受け取った情報が足りないときは想像や予測で判断する習性がある。
★ワンメッセージ・ワンアウトカム。設定するゴールを一つに絞り込み文章を書くことを広告の世界でこう言う。あえて文章を短くすることで読み手の想像力を借りる。伝わる文章よりもしたくなる文章を!

~人を動かすのは「論理」ではなく「感情」~

★感情によって行動した後、その行動を正当化している。
⇒場面とそこにいる人の表情が浮かぶかどうか。多くのことを想像し、解釈を広げてくれる。
★マインドリーディングーダイレクトマーケティング。メッセージを送るターゲットを分析し、そこに向けた言葉を選び文章を作成していく。読み手がどんな言葉を使っているか想定して書く。