sumire日記

映画・本の感想、レビュー、趣味のタロット占いをしていきたいと思います!

「眠れなくなるほど面白い社会心理学」

2020-09-30 18:16:00 | 日記
集団の対立は交流では解消しない。

■集団同士が協力しないと解決できない上位目標を与えることで対立は解消される

泥棒洞窟実験
・さまざまな方法で集団間葛藤の解消を目指す。
①交流会を催すが大失敗
②1つの集団では解決できない上位目標を課す
③上位目標によって対立していた集団が一致団結
⇒集団間葛藤の解消をするには、単なる集団同士の接触ではなく、各集団が協力し合わなければ解決できない「上位目標」を与えることが効果的であると証明された。


「眠れなくなるほど面白い社会心理学」

2020-09-29 19:36:00 | 日記
~同調が起こりやすい状況とは?~

■集団凝集性の高い集団ほど同調が起きやすい

⇒集団と個人の結びつきの強さのことで、集団凝集性が高い、すなわちメンバー
同士の結びつきの強い集団ほど、グループの結束を乱したくないという心理が働きやすく、結果として同調も起こりやすい傾向にあります。

⇒同調には「情報的影響」と「規範的影響」の二つがあります。前者は、他者の判断を有用だと考えて自分の考えに取り入れることです。
「本心では別の意見があるにも関わらず、批判を恐れてつい多数派の意見に合わせてしまった」というのは、規範的影響の一つと言えます。


「眠れなくなるほど面白い、社会心理学」

2020-09-28 18:00:00 | 日記
~集団での意思決定は真に優れたものになるか?~

■正解者がいても間違った答えを出してしまうのはなぜか?

プロセス・ロスが起こる原因

プロセス・ロス
⇒メンバーが本来持っている素質が十分に生かされない現象。これが起きる要因としては下の2つが指摘されている。

①発言のブロッキング
何か意見やアイディアがあっても、他の人の発言中は発言できないため、思考が停止しやすくなる。

②フリーライダー効果
他人を当てにして、曽於の成果だけにただ乗りする行為。自分は考えることを放棄し、人の意見に乗っかろうとする。

投票のパラドックス

話し合いは、全員の意見を反映した民主的な判断ができると考えられがちだが、実は合議の進め方次第で結果を操作できる。「投票のパラドックス」という有名な命題で、A・B・Cの3つの案から投票で一つを決定する場合、投票の順番次第で結果が変化することを明らかにしている。


「眠れなくなるほど面白い社会心理学」

2020-09-27 20:39:00 | 日記
~根拠のない予言がなぜ実現するのか?~

予言はそれを信じた人々の行動によって現実となる!

■予言の自己実現のプロセス
①誤った予言や期待を発言
②誤った予言や期待に反応
③予言が実現

■ピグマリオン効果
対象の子供たちが、将来成績が大きく伸びると聞かされた教師たちは、他の生徒よりも期待を込めて指導し、指導を受けている生徒は、その期待に応えようとする。
教師に期待されている生徒のIQ値が実際に上昇。さらに、低学年の生徒の方がピグマリオン効果の影響を受けやすいことが判明した。

この教師と生徒のように期待された人がその期待に応えて、物事を成し遂げることをピグマリオン効果という。



「幸せになる勇気」与えよ、さらば与えられん

2020-09-26 22:33:00 | 日記
~与えよ、さらば与えられん~

まずは目の前の人に、信頼を寄せる。目の前の人と、仲間になる。そこから始めるしかないのです。まずは、自分自身が争いから解放されなければならない。全体の一部である自分が、最初の一歩を踏み出すのです。
それでは、人生のタスクにおける最終関門、そしてアドラーの思想を理解するための大切な階段でもある「愛」について考えていきましょう。

世間の常識を疑い、別の角度から光を当て結果として「常識へのアンチテーゼ」を唱えてきたのがアドラーという哲学者です。愛とは、純粋かつ自然的な機能ではない。意志の力によって、何もないところから築き上げるものだからこそ、愛のタスクは困難なのです。

「愛とは「ふたりで成し遂げる課題」である。しかし我々は、それを成し遂げるための「技術」を学んでいない。」

彼が一貫して築き上げたのは能動的な愛の技術、すなわち「他者を愛する技術」だったのです。「他者を愛すること」は、その何倍も難しい課題なのです。

「誰かを愛することは単なる激しい感情ではない。それは決意であり、決断であり、約束である。運命とは、自らの手で作り上げるものなのです。
我々は他者を愛することによってのみ、自己中心性から解放されます。他者を愛することによってのみ、自立を成しえます。そして他者を愛することによってのみ、共同体感覚にたどり着くのです。」

「愛し、自立し、人生を選べ!」