田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

「旧井上家住宅」+ 「紅屋」(我孫子市)

2018年06月25日 | 古民家っていいなぁ。(千葉県内)
今日は寝不足の人もいると思いますが、爺は早寝、早起き。試合結果は朝ダイジェストで。
引き分けではありますが日本代表予想以上に頑張った!(どういう結果を予想していたのだとお叱りを受けそうですが・・・。)

まあそのことはさておき、昨日(6/24)BOSOからの帰路にある「旧井上家住宅」を見てきました。(我孫子市指定文化財:入場は無料)
井上家は、徳川吉宗による享保の改革の一環として実施された手賀沼の干拓事業に参入し、その後、名主となりました。
特に9代目佐次兵衛は理財のあった人物で、手賀沼周辺の豪農として知られるようになりました。現存する母屋や表門を建設したのも佐次兵衛です。

駐車場からの入口。場所はJR成田線布佐駅南口から徒歩20分、「手賀沼ふれあいライン」沿いにあります。

母屋方向から駐車場方向を望む。

母屋の全景。木造平屋、茅葺型鉄板葺、江戸時代末期の1858年築
建物の中には上がれませんが、一部公開という形で土間から内部や中庭を見ることが出来ます。

母屋の土間からみた内部。

母屋の内部(帳場)。江戸末期の典型的な上層農家の様式。
帳場には大きな「開かず」の金庫があり、今年になって例のテレビ番組でプロの鍵師が開けたとのことです。

中庭から見た母屋。

中庭

母屋。中央が土間の入口、左が玄関。

母屋と屋根塀(庭塀)

母屋の玄関

母屋の式台

葵の紋の長持(婚礼用)。松平家から嫁入りの際に持ってこられた長持。天井が今風で残念です。

南側の庭園から見た和室。

床の間。

表門((1851年)。井上家の正門。江戸末期の本格的な薬医門。

外側から見た表門。

新土蔵(昭和6年)。一見すると伝統的な土蔵ですが、コンクリートやモルタルを使った先進的な土蔵。

二番土蔵((1851年)。水害を避けるたに盛土した水塚(みづか)の上に3棟並んでいたそうですが、唯一現存するのがこの土蔵。
平成28年度から30年度まで3か年かけて整備中。(今年7月には完了する予定)

旧漉場(きゅうこしば)(大正11年)油の漉し場と男衆の仕事場・宿舎として使用。

裏門(大正11年)。母屋の北側にあり、表門よりやや小振りですが、本格的な薬医門です。

この後、同じ「手賀沼ふれあいライン」沿いにあるGallery Cafe & Curry 「紅屋」でお茶してきした。
場所はJR成田線湖北駅から徒歩約20分です。旧井上家住宅からは車で5分位。

「紅屋」はお洒落な洋風の建物で、開店してからまだ2年だそうです。

店のサインもお洒落ですね。

個人のお宅のような玄関。

南側に広がる広大な田園地帯(相島新田)。

奥に見えるのが併設されたギャラリー。店員のお母さん(画家)の作品だそうです。

窓辺からの風景は田んぼ田んぼ。60過ぎのじいじ一人だと場違いな雰囲気です。
オシャレすぎて少し居心地が悪くアイスコーヒーを飲んで早々に帰りました。

やはり一人では古民家の方が落ち着きます。今度はあーちゃんと昼ご飯を食べに来たいと思います。
店主は渋谷区(千駄ヶ谷)でカレー店を営んでいたとのことで本格的なカレーが味わえるようです。


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