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秋の花:キイレツチトリモチ

2021年11月22日 | 花さんぽ・花めぐり

トベラの根元から出現した一見するとキノコのような「キイレツチトリモチ」(Balanophora tobiracola

漢字では「喜入土鳥黐」と書きます。10月下旬 ~11月中旬頃、高さ3 ~ 11cmの植物体(淡黄色の花茎)を地上に出します。

ツチトリモチ科ツチトリモチ属の一年生或いは二年生の寄生植物。

雌雄同株で雄花と雌花が見られます。これが花↑(上の解説参照)です。

海岸付近の低地林内で、トベラ↑やシャリンバイなどの低木の根に寄生する寄生植物。

全ての栄養を宿主から奪って生きています。

このトベラは幹の太さ1㎝ほど、樹高60㎝ほど

和名の由来は、明治41年に喜入町(現鹿児島市)の喜入小学校の裏山で発見されたことによる。

なお、同市吉野町磯の生育地は国の天然記念物に指定(大正10年)されています。



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