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飯高寺(飯高檀林跡):匝瑳市

2017年12月08日 | BOSOの見どころ+α
平成26年10月に匝瑳市(そうさし)にある飯高寺(はんこうじ)に友人達と行って来ました。(銚子連絡道路横芝光インターチェンジから車で約20分)
匝瑳は、中々読めないですね。匝瑳は、平成18年(2006)1月、八日市場市・野栄町(のさかまち)が合併してできた比較的新しい市です。
以前にも、あーちゃんと古民家物件を見に行った時に少しだけ見学しました。

飯高檀林跡(飯高寺)は、天正8年(1580年)から明治7年(1874年)まで294年にわたって、法華宗(日蓮宗)の学問所がおかれた寺です。敷地は、約6.7haもあります。
この日は、南側駐車場内の「観光案内所」に居られた匝瑳市観光協会登録観光ガイドの方に案内をして頂きました。

杉の大木の奥に見えるのが講堂です。荘厳な雰囲気ですね。

「講堂」。木造入母屋造で、県内で一番大きな重要文化財の建物です。間口26.72m、奥行16.23m

檀林とは栴檀林(せんだんりん)の略語で、僧侶の集まりを栴檀の林にたとえ、寺院の尊称であると共に仏教の学問所を意味します。最盛期には600~800人の学僧が集まり、多くの名僧を輩出しました。

「立正大学発祥の之地の碑」。現在の立正大学の前身として日本最古の大学とも評されます。
廃檀当時のまま保存され、その中の総門、鼓楼、鐘楼、講堂は国指定の重要文化財となっています。また、境内全体は県指定史跡に指定され、うっそうとした杉林が歴史の重みを感じさせてくれます。秋には「飯高檀林コンサート」が開催されます。(県HPより)



「鐘楼(しょうろう)」。建立:寛文頃(1661年から1672年)再建、木造入母屋造

「鼓楼(ころう)」。建立:享保5年(1720年)新造。講堂に学徒を呼集するため打ち鳴らしたそです。



「総門(そうもん)」。建立:延宝8年(1680年)新造。現在のものは、天明2年(1782年)新造。

飯高寺は、県内の人にもあまり知られていませんが、ここはメジャースポットに格上げしたいです。