晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

pole-poleの絵手紙

2009年04月29日 | 
昨年10月に義父のお葬式で初めて逢ったM叔母さんとその娘Tちゃん(50代)。M叔母さんから毎年届く年賀状は、水茎のあと麗しい毛筆で書かれ、年頭の短歌が一首添えられています。挨拶を交わした後で、それを話すとバツが悪そうに二人で顔を見合わせ「それは主人が趣味で書いているのよ」と告白されました。
遠く奥州仙台に住む未だ見ぬ親戚をどんな女性なのだろうと想像していたのですが、お葬式に現れた2人は予想を裏切って現代的な明るい母娘でした。九州は中学校の修学旅行以来で、TちゃんにとってはM叔母さんの付き添いがてらのプチ旅行というニュアンス。それがちっともいやらしくなくて、沈みがちな雰囲気がぱっと花が咲いたように明るくなり、泣いたり笑ったりと和ませてくれました。
お葬式の夜は(poleの)独身の義姉が着れなくなった洋服を「困っているからもらって」と畳みに広げ、M叔母さんとTちゃん、私の3人でファッションショーのように着まわしたのです。不謹慎だと云いながらも、それを見ているpoleと姉は悲しみを吹き飛ばすように笑い転げていました。
後から、姉は「あの楽しいファッションショーにどんなに慰めてもらったことか」と深く感謝してくれたのです。

          
それからTちゃんとの交流が始まり、お互い長崎や仙台の特産品を送りあっています。この絵手紙はpole-poleがTちゃんに宛てたものです。
pole-poleが、入院して亡くなった義母や義父に出した絵手紙はすべてファイルに収められています。何べんも何べんも読み返していたと姉が語ってくれました。彼は字が悪筆なので文章を書くのが苦手と云いますが、その悪筆に味わいがあると私は思うのだけどな。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
絵心満載 (ばにら)
2009-05-09 20:14:52
この素敵な絵はどなたの筆によるのですか。
思わず見入ってしまいました。
作者のやさしさ、暖かさがつたわってくるようです。写真も素敵だったけど、こんなにばんぶーさんが絵がうまいとはしらなかった。もしかして旦那さんかなー。
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いらっしゃい、ばにらさん(*^_^*) (bamboo)
2009-05-09 22:51:02
PCの調子が良くなって来てもらえたのですね。コメントを頂いてとっても嬉しい!
夫、pole-poleが描いた絵ですよ。絵心があるのに、なかなか絵筆を取ろうとしないのでいつもお尻を叩いているのですが、ゆっくりした時間を持てないからという理由は、無理もない話しかもしれません
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