晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

脊振山麓に完成した友人宅を祝して

2012年04月17日 | 友人
九電に電気を引いてもらうのを申請し電気が来るのを待ってから転居、広大な森林土地を自ら開墾するところから初めた苦労がやっと実りました。
といっても半分は未だ未開発のままですが、1年半の年月をかけてやっと完成したYさん宅です。小さな小さなプレハブに夫婦2人と犬、陸ガメとの同居原始生活は、良く堪えたものだと感心するよりあきれてしまうほどの暮らし振りでした。深夜、みしみしと音がして生まれて初めて雪下ろしを経験したとか、1日中凍って水が使えなかったとか(水は源流から引いていた)、滑って骨折をしたとか・・・。
日が落ちると夜は真っ暗な闇です。人里から離れているので人家が1件もなく周りは田畑と森林だけの暮らしは、心許なく感じられました。そう話すと「心配はいらない。1日中働きっぱなしだからバタンキューで眠れる」という返事が即返ってきました。
私からいえばたまに山に登って夜空を眺めるから美しく瞬く星を楽しめるというもの。
標高650メートルぐらいなのでドアを塞ぐほどの積雪は珍しくもなかったようです。特に昨年は地元の人も驚くほどの30何年ぶりかの大雪に見舞わました。
冬場だけでも里に下りればとアチさんは勧めましたが、御主人は聞く耳を持たぬ筋金入りの頑固者。夢をかなえるために忍従している奥様は気の毒でしかたありませんでした。ただしこの話を最初に持ち出したのは奥様の方なのですが
でも、きっとこのお2人の最強コンビだからこそ達成できたのでしょう


彼女が不便のない生活を送れるのでほっとしているのが、今の私の本当の気持ちです。これから鶏を飼ったり、魚の養殖など田舎暮らしを始められます。

 

何といっても主役は赤々と燃える薪ストーブ。薪は勿論、伐採した丸太を割り1年以上干した自家製です。
ハナモモや桜の木々も100本以上植樹してあります。裏の源泉には水芭蕉の苗も根付いていました。



車で30分も走るとのどかで美しい田舎の田園風景。底まで透きとおる川はYさんの山から流れ出た水のはずです。もし私たちだったらこの辺りにしたのになぁ~。



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