別名は美男蔓(びなんかずら)とも云われているのは前にお話ししました。
実蔓は百人一首の中でも詠われています。
名にし負(お)はば 逢坂山(あふさかやま)の さねかづら
人に知られで くるよしもがな
三条右大臣(25番) 『後撰集』恋・701
人に知られで くるよしもがな
三条右大臣(25番) 『後撰集』恋・701
(現代語訳)恋しい人に逢える「逢坂山」、一緒にひと夜を過ごせる「小寝葛(さねかずら)」その名前にそむかないならば、逢坂山のさねかずらをたぐり寄せるように、誰にも知られずあなたを連れ出す方法があればいいのに
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実蔓はまんまるく真っ赤になりますが、青葛藤はぶどうの房の形で黒葡萄色。今日の色づき具合は9割がたでもうすぐ完熟します。
撮影後買い物をすませ戻りは雨の中。大地にも雨好きな私にとっても恵みの雨です。