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漆黒文書の森

筆者が日常からヒーローものまで、様々なことを書き込むボヤキブログです。

期待できるのだろうか

2011-12-07 22:41:00 | 日記
 「妖怪人間ベム」の方ですが、今回は家族の問題でしょうか。そこに、彼らの持つ「人間への憧れ」をからめた内容となっております。
 襲われている男・高山というヤツを助けたベム達だったが、これを夏目刑事の下に招きいれたものの、娘の小遣いすら持っていくようなセコイやつでした。しかもそいつの本名は山田と言い、襲われていたのはそいつにカネを奪われたやつです。しかしその男にも不幸があり、5年前の爆破事故で母親を失っていたのだ。
 しかしそいつの不幸はそればかりではなく、実父に暴力を振るわれ、「面倒くせぇ」と罵られて捨てられていたのだ。そしてそんなクソ親父を見つけ、それを殺そうとまで考えていた。彼もまた、親への憧れを裏切られた存在であったのだ。しかしベム達の説得により、そのクソ親父と向き合うことにした。親父は息子のことを覚えていなかったが、その中で徐々に触れ合いを持っていく…と思われたが、その親父は息子だと気付いていた。しかも知らないふりをしていたのは、「後々面倒くせぇ」という、どこまでも自分勝手な理由であった。山田はそのクソ親父を殴り、ひとまず暴行事件ということになる。そして失意の中、悪の宮(仮)に出会い例の液体で心を蝕まれてしまった。しかしその液体の正体が、ヤツ自身の体液=血?ということが判明した。
 再びそのクソ親父の下へ向かい、今度は殺意をむき出しに襲い掛かる。すんでのところで山田を止めたのだが、一緒に来た夏目刑事の説得を受ける。夏目の息子もまた、同じ事故に巻き込まれたことを語り、せめて歩み寄りたいと訴える夏目に、心乱した山田は彼に襲い掛かるが、ベム達は心を昂らせる。何とか彼を抑えることには成功したが、やはりやりきれなかった。
 クソ親父の下に向かい、彼ら親子の唯一の絆・野球のサインボールを渡しに赴いたのだが、そのクソ親父もまた、親子の絆に失望しているみたいだった。それら自分を取り巻く全てを身勝手に投げ出そうとしているそいつに対し、怒りを抑えきれないベラとベロ。ベム自身もまた同じ心境ではあったが、時間がかかってもその絆が戻ることにだけ期待して、再び人間への方法を探しに行くのであった…。
 そんな希望や期待に何の意味があるのか、期待して裏切られることが辛いのは誰が見ても当たり前のことではあるかもしれないが、それでも期待せずにいられないのだろうか。そして期待したところで、そんな希望が叶えられるはずが無いとわかっていても、それをしなければならないのだろうか。そんな感傷ばかりが残るのであった。
 そして研究室跡にて、生みの親とも呼べる悪の宮(仮)と出会うベム達であった。そいつは、「もうすぐ人間になれる」と、意味深な言葉を残していた。続きは次回!!他に判明したことは、緒方教授の調査によってベムのステッキが、人間の骨と同じ性質を持っているということ。そして緒方教授は、彼らを探偵だと勘違いしてくれました。一方で夏目が、例の爆破事故の関連を調査し、大久保(前回の主犯)以外に装置を扱えるのが、同僚の東郷だということ。それを突き止めた矢先、その東郷に襲われた夏目刑事であった。これも次回、絡んでくるらしい!?
 それにしても、今回クソ親父の役だった佐戸井けん太さんが、ほどよくムカつくゲスヤロウぶりを発揮してくれてました。ある意味すごい…。顔は斉木しげるサンのような、一見おだやかな感じなのに、役柄の中身が180度違うことには驚くばかりです。実際にはすごくいい人(昔読んだ新聞のインタビューで)なのに、役柄がクズヤロウすぎるのは、少々不憫です。マシなのは「踊る大捜査線」の刑事くらいですが、これもわりと行儀よろしくない刑事だし。山田の方は綾野剛だったのだが、こんな役ばかりか澤田(仮面ライダー555)。そういや北川景子とはもう切れてしまったのだろうか。

お嬢様は冗談を仰っているのでございますか

2011-12-02 22:40:00 | 日記
 今宵の「謎解きはディナーのあとで」は拡大版でございますので、夜更かしにはお気をつけ下さいませ。
 では今宵の事件を。此度お嬢様は、ギックリ腰を患ってしまわれましたので、宝生グループの力を以って、事件現場から生中継でお送りいたします。今回の事件はアパレルメーカーのデザイナーが、風呂場(猫足式)で溺死体となって発見されました。第一発見者は同僚の女性でしたが、今回はシロでございます。風祭警部が残念な推理をなされており、現場検証としては時間の無駄でございますので、現場スタッフが編集して、伝書鳩で送っていただきますので、それまでの間お嬢様は、お気に入りの帽子をお探しあそばされます。今日のお茶の時間は、帽子屋もいることですので、影山がウサ耳着用でお茶目なティーパーティーを演出されておりました。今回の影山は、やりたい放題にございます。
 被害者の評判はよろしくなく、後輩をいびったり男に貢がせたりと様々。デザイナーの仕事は過酷で、自殺者も出るらしく。さて男性関係につきましては、彼女に相当振り回されておられたご様子。彼女の住居大家の、自動車工場社長くらいが、おいしい思いをした程度です。他の男性、一人は元カレ・(龍騎の)吾郎ちゃんや(カブトの)三島で馴染みの弓削っちにございました。もう一人は彼女の教師であられた我修院達也にございました。風祭警部に反論する際、途中で(ハウルの動く城)カルシュファーになられておいででした。これが愉快でございます。風祭警部に至っては、自社の製品があまりご評判のよろしくないもの(故障が多いとか)であったことが、いささかご不満だったようでございます。
 そしてお嬢様、執事・影山の精製なされた漢方薬のおかげですっかり良くなられました。しかし国家薬剤師が漢方を扱うという話は、わたくし初耳でございます。例によってご夕食の際に、自らの推理を披露なされて影山に、「ウゥゥケェェるぅぅぅ」と嘲笑なされました。その後例によって、影山のじらしに耐えかねて、帽子屋に代理降伏を促して推理を進めることに。
 そして脱帽の推理により、見事犯人を突き止め、自首を促したのでございましたが、それまでに悲しい出来事が様々に存在いたしました。社内イジメの姿というものは、あまりにも見苦しいものにございます。加担する者もまた、浅ましいまでの醜悪さを見せ付けてくれます。すぐに自ら命を絶つのも安直かと存じますが、それほど追い詰められるものだということを、お忘れなきよう。
 しかしいつの世も、「天網恢々 疎にして洩らさず」と言うものでございましょうか。被害者は自らの行いから命を奪われることとなり、犯人もまた自らの罪で、偶然にもそれを隠し通すことが出来なくなってしまわれました。まさに、「疎にして洩らさず」にございます。私個人といたしましては、この言葉を最近疑わしく感じておりますが、それは今宵の事件とは関係ございませんので、触れないことといたしましょう。
 もう一つ脱帽させられたことは、此度披露された帽子のうんちくにございましょう。ウエスタンハットの別名・テンガロンハットが、10ガロン(液体の重量単位=1ガロン・3,8リットルx10)から来た名称だというのは、驚かされました。そして最後までこのウエスタンハットが、見事な演出を引き立ててくれました。それもまた、名裁きでございましたよ、保安官どの。今宵の事件も、無駄な動きが無く見事の一言に脱帽させられました。風祭警部のミラクルぶりも。

裁かれしは人の心か

2011-11-28 21:28:00 | 日記
 今期はドラマに集約している当ブログ。でもそれくらいがいいかも。それで今回は「妖怪人間ベム」。
 今回は少し終盤に向けた展開を思わせます。実は前回、夏目刑事には息子がいたことが判明してます。写真は福くんだったと思うんだけど…。その息子が昔、ビルの爆破事故で亡くなっていたことが判明。前回、本編と関係ないと思ってスルーしていました。
 その辺の話は少し後までスルーして、今回はベラにコイバナ!?右手に火傷を負った、親切な小心者に惚れてしまったとか。それが次第に心に残るようになる、それが恋というものなのかも知れません。…ああ、こういう話は苦手なのでかいつまんで。
 しかしその男、右手の火傷の原因が、前述の爆破事故によるものでした。その男、そのビルの管理をしていたそうで、自身の開発した水質システムが採用されて、すっかり浮かれていた頃に、本人にもわからない機械の暴走によって、その事故が起こったという。その結果、右手を火傷してしまったということなのだそうな。しかしその男には二人の友人がいる。一人は、そのことを誤魔化すように促す男です。彼自身に責任が無い、それは間違いでは無いでしょう。もう一人は、そのことを聞いて、そいつを脅迫してきた友人顔した卑劣はヤツでした。彼はそれに苦しみ、そいつを始末しようと企んだが、右手の火傷ですぐにバレてしまい、さらに泥沼にはまることとなる。
 そのことを知ったベムは、自首を促すのだが、彼は聞き入れない。逆に追い詰められ、そこを悪の宮(仮)に附けこまれてしまった。その結果、彼の身を案じるベラを罵ってしまう。そこに怒るベムは、彼の心の弱さを叱責する。もう一人の脅迫犯の方は、ベロによって倒されたみたいだが…そいつも恐喝罪が適用されなきゃおかしいでしょ。というか、そっちの卑劣さの方をもっと、ベム達が憧れる人間像への対比として映して欲しかったな。そして事件は解決するが、その中で再び人間になれる方法を見つけるベロ。以前の「人間の涙」から、悪人に限定することになった。
 あと、犯人が逮捕されたものの、例によって犯行時の記憶が無く、相変わらず手こずります。そして爆破事故の話も本人の口から出たが、それを煽りに来る悪の宮(仮)。「爆破事故が、仕組まれたものだったら??」と語られ、またも心揺さぶられる夏目刑事。そして爆破事故を引き起こしたのは、そのもう一人の同僚!?何のために!?やはり嫉妬か??それにしても浅津市が、神奈川県だとわかった。もっとも、廃船があった時点でそれらしいとは思われたが。

前略この素人以下め

2011-11-24 19:54:00 | 日記
 ええ、「謎解きはディナーのあとで」にございます。タイトルは例によって、影山の暴言で構成してございますが、今回はいささか内容が長いため、文章そのものを使用せず、略したものを使用してございます。
 それでは今回の事件でございますが、今回はいわゆるホテル王のご実家にて行われた不可解な殺人事件の捜査にございます。例によって影山、此度も潜入なされたのでございますが、それでも出前持ちはいかがなものかと。さらに今回の事件、国立市民なら小学生でもご存知な国立七不思議のひとつ、「紅薔薇の祟り」が起こしたとされる、不可解な事件にございます。というか、そんな珍妙な不思議がさらに六つもあることの方が、その七不思議の一つと捉えてもよろしいかと。しかし国立に住んでおられながら、その不思議を一つもご存じない麗子お嬢様は、やはりいささか薔薇に勝るのは美しさだけかと…いえ、本心にはございません。北川景子お嬢様がお美しいのは、当然にございます。
 しかし影山としては残念なのが、その七不思議を解明する絶好のチャンスかと思いきや、残念ながら此度の事件、祟りとは何の関係もございませんでした。所詮は実在の人間の犯したこと、全て理屈で説明できることにございました。しかし全ての怪現象と思われる出来事が、理屈で説明がつくことに対してそれを度外視した疑心暗鬼から来るように、此度の事件もそんな理屈を度外視した、人間の疑心暗鬼のなせる業にございました。人を無条件に信じるのは危険にございますが、時に人の心を信じることもまた、お忘れなきよう。それにしても、スナック・菓子という名称は、いささかベタにございます…。そこのママがしておられたゴキブリ(のカッコ)ポスターは、笑いを隠せません。その薬剤店の薬剤師・バナナマン日村様もまた、その隠しきれない笑いを引き立てる処方箋にございましょう。

運だけで決められてたまるか

2011-11-21 21:03:00 | 日記
 今回も「妖怪人間ベム」を少々。ようやく緒方教授が、杖のことを思い出し、ベム達が持っていた記事の人物が、教授の先祖にあたる人物だと判明。さらにその研究施設の場所も判明し、三人はその場所に向かうことになるのだが、夏目刑事の娘がビーズアクセを失くしてしまい、一緒に探してみたり。
 一方夏目刑事、ベム達の本来の姿を知ってしまい、どのように接すればいいのか思いあぐねている様子。でもその姿がよそよそしくしかも可笑しい。そんな中、彼は新たな事件を捜査することに。その事件とは、警官(に対して)暴行事件。現場にはサイコロが残されていた。このサイコロをベロが拾ったことにより、彼らの寝床の廃船に手がかりを残すことになるのだが、あくまで生活の様子を描いただけに過ぎないので、あまり本編とは関係ない。
 その事件の方だが、事件の犯人は若い男。しかし彼には前科があった。リストラされた父親が酒に溺れて母親に暴力を振るうようになり、それを…という前科である。事件前にそれを警察に相談に行ったのだが、家庭に踏み込めないという警察の事情(本当は介入が可能である)のため、「運が悪かったと諦めて」というお粗末且つ理不尽な追い返しを食らっていたのだ。父親もまた、リストラされたことを「運が悪かった」などと言い訳し、暴力を振るっていたため、どっちもどっちだが。それで出所し、警察に暴行を働いたということである。彼も「運が悪かったと…」と抜かし、それを表すためにサイコロを持っていたというわけか。
 そして前述の研究所に向かったベム達だったが、そこで後を追ってきた夏目刑事に鉢合わせる。彼は自分の見たベム達の姿のことを聞くが、そのあらましを語るベム達だった。彼らが目覚めた時、そばにあったのは例の杖と手帳、そして問題の新聞記事である。その手帳には、新聞記事の男を追ってきたいきさつが書かれていたらしいが、それではこれまで誰かがその行方を追っていたということだが、それは一体誰だ!?それもまた明かされるのだろうか。人に生まれられなかった哀愁という宿命を背負いつつも、そんな自分達でも生きている必然性があれば、と思いつつ生きながらえている彼らの境遇を知り、自分達のような人間ひとりの悩みなど小さなことだと思った夏目刑事はそれを語り、犯人に狙われることになる。親という運命に左右され、自身の命運さえも危ぶむ結果となってしまった犯人にとって、もちろん重大な悩みであることは変わりないことだろうけど、それも全ては考え方次第、可能性を否定したりするのは、生きている幸運を呪うことになる。それは生きている者にとって、やってはいけないことなのかも知れない。死んだ者や生命の危険に晒された者への侮辱だと思う。「ガンダムUC 重力の井戸の底で」でも、ちょうどそんな話でした。
 しかしその犯人はすでに、例の悪の宮(仮)によって心を侵された後であったため、もはや何も聞き入れられる状態ではなかった。夏目刑事の危機に駆けつけたベム達は、人間に生まれた幸運を叫ぶ。実に彼ららしい浪花節であった。命の危険を救われた夏目刑事は、彼らを守ることを誓う。しかしそう誓ったところで、それがどこまで貫徹できるのだろうか。終盤の展開は、そこで揺れ動くことになるでしょう。ともかく元の生活が出来るようになった彼らだったが、研究所で一つの写真を見つける。そこには、ベムが持っている杖が3本写っていた…。杖を持つもう一人の存在を知ったベム達だったが、夏目一家に悪の宮(仮)が迫る!?