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漆黒文書の森

筆者が日常からヒーローものまで、様々なことを書き込むボヤキブログです。

お嬢様はどアホウでございますか?

2011-12-22 22:50:00 | 日記
 それでは今宵、「謎晩(謎解きはディナーのあとで)」も、最後の晩餐となられました。最後の夜を締めくくる事件といたしましては、なかなか趣向が凝られていたかと思われますが、それでも随分とテレビ屋の身勝手さが目立った、荒い内容だったかと思われますが、悪い反響が少なければ、それも良いことであられましょう。
 さて先日の放送で、事件現場に居合わせられたのは、不肖影山でございました。しかし事件を直接起こしたわけではなく、事件は屋敷ではなく現場で起こられました。その現場では、連続殺人と見せられるようなダイイングメッセージが、存在しておいででございます。しかし影山、右手の怪我は野球にまつわるエトセトラで起こられました…。あのお方、ボールを投げる時も、「しゃぁりゃぁぁ━━━━━━━でございまぁぁす!!」と、語尾にございますがついておられるのは、もはやお笑いでしかございません。それで出来た怪我でございますか…。しかも屋敷(事件現場のほうでございます)を覗いていたのは、これではボールを放り込んでしまい、家に入りづらい野球小僧でございますよ…。しかしその翌日に、ティータイムをすっぽかして少年野球に興じておられるのであれば、敗戦の悔しさもそれほどではないのでは?と思えてしまわれます…。
 その後、お嬢様が仰られたとおり、勝手なことをなさってお嬢様のお怒りに触れられ、幸いにもお嬢様は初勝利を納めたところで逮捕されてしまわれましたが、相変わらずの風祭警部、興味は生麗お嬢様のことばかりであらせられました…。しかし風祭モータースの車は、メリー風祭であらせられましてもご遠慮いただきます…。しかし風祭警部、どこまでもミラクルでございました…。
 そして今宵、影山を釈放するために日本に戻ってこられた、宝生家頭首・清一郎様は、まさかの桃太郎侍であらせられました…。しかし旦那さまが日本に戻られた理由はもう一つ、娘の麗子お嬢様の夢を守るためでもあらせられたようで…。親バカも大概になさってくださいませんと、と思ったりもいたしますが、そんな親心も、何がしかの心のつながりがあるからこそ、家族も人の心も成り立っているものであらせられることを、お忘れなきよう。
 事件の結末におかれましては、一部矛盾点も生じておられますが、よろしい結末になられたのではないかと思われます。事件をややこしくしてしまわれたのは、乙女心ということでございましょうか。そして、常にお嬢様を見守っておられますことを、お忘れなきよう。

彼らは人間ではなく、また、動物でもない

2011-12-18 21:00:00 | 日記
 こちらもいよいよラストに向かっている「妖怪人間ベム」ですが、定番のヒーローものの展開に近しい感じになってきました。
 ついに悪の宮(仮)がベムたちの前に再び現れ、その身の上を明かす。その正体は、ベム達同様「細胞が分かれていき、一つの生命が生まれた」のでした。肉体は緒方晋作のものではあったが、そいつが寄生していただけの死体だったという。やつの正体は、その細胞そのものだったというわけです。だから名無しだったわけか。
 博士自身は、その細胞を慈しむように育てていったのでしたが、身体が弱く、急死してしまったところで、その細胞の生存本能が強く働き、宿主としていたという設定。わりとよく出来た解釈です。そしてベム達は、その残った細胞からまさに、「いつ生まれたのか誰も知らない。暗く音の無い世界で細胞が分かれていき、三つの生き物が生まれた」存在だったということです。本来の設定を活かして、うまく綺麗にまとめあげたと拍手したい。
 そしてその細胞自体が、彼らを人間にする最大の肝。その辺の説明は後にして、その細胞を浴びせられたことにより、やつと緒方晋作博士の記憶を共有することとなったベムは、緒方晋作の想いと、そいつ自身が事件に関わっていたこと、そして自分達が失っていた記憶を呼び覚ましたのだった…。かつてそいつに掴みかかったことがあったのだが、お互いに自分達の存在を理解しあえていなかったこともあり、ぶつかりあった拍子でベム達は記憶を失っていた。人々に蔑まれていた時のことも、改めて思い出し、空しくなってしまっていた…何というか、記憶喪失の設定を取ってつけたせいで、その帳尻併せに四苦八苦した印象。
 一方夏目刑事は、前回息子を死なせた男・東郷(前の記事で名前間違えてた)の事件の影響で、謹慎をくらってました。その間家族サービスをするということで、お好み焼きパーティーやっていたり。しかしベム達のもとに向かい、悪の宮(仮)と彼らの会話を聞く。その中で、自分が起こした事件も引き合いに出され、それなりに堪えていたようです。
 そしてついに、ベム達に決断が迫る!!悪の宮(仮)自身もまた、人間になりたいのだ。それをするためには、「元々一つだったものが二つに分かれてしまった」ということで、自分自身との融合を、ベム達に要求する。それは、やつ自身が人間の持つ「悪」の因子であり、自身が人間に入り込むことで、人々の心の中の悪を引き起こすだけに過ぎず、その悪の心を如何に満たすかは個人の考えのみである、と言ってのけた。ベム達が人間の「善」で構成されているのであれば、「悪」を受け入れれば人間になれる…アニメによくあるような説教臭い内容だな。そしてそれを彼らに証明するために、様々な事件を引き起こした…という、無理やり引っ張るのにちょうど良さそうな理由付けですね。
 次回、いよいよ決断が迫る!!というか、寄生していたのが死体なんだから、死後硬直とか腐敗とか、どうやっていたんだろ…。それも細胞であるヤツ自身の分裂のおかげ!?その辺の説明が無いままですね…。

チャンチャラ可笑しくて、横っ腹が痛うフッフッフッ…

2011-12-17 21:31:00 | 日記
 ございます。「謎晩(謎解きはディナーのあとで)」の時間でございます。今宵の事件は、推理小説作家の邸宅にて行われた殺人事件、しかも推理小説愛好家垂涎の、ダイイングメッセージがあると知れば、身体に電撃が走るほどの嬉しい衝撃が走られることでございましょう。しかし麗子お嬢様ご愛用の謎解きマッスィーン・毒舌執事影山、今宵は様子が変でございまして、右腕を負傷なされておられました。そして事件現場潜入の際も様子がおかしく、何やら探しものをしておられました。さらに奇妙なことに、今宵はティータイムをすっぽかして、野球に興じておられました…。
 それで事件においては、お嬢様が推理を放棄して謎解きマッスィーン・影山の毒舌を浴び、すぐに判明したものの、お嬢様が聞き込みなされた情報により、謎解きマッスィーン・影山の推理がおかしなことになられました…。何せ、「影山はアホでいらっしゃいますか?」と、お嬢様に罵られてしまうことになったのですから、下克上も驚きです(少し違いあそばれますが)。そして新情報により、影山の身辺も怪しいことに…。次の夜が最後の放送、30分拡大でお送りなされます。正直、今回のために事件を無理やり引っ張った印象が強うございます。しかしせっかくの最後の晩餐でございますゆえ、しかと待たせていただくといたしましょう。

悪意と戦え!!

2011-12-15 22:24:00 | 日記
 もうじきラストの「妖怪人間ベム」ですが、今回はとうとう悪の宮(仮)と出会うことになった。彼は緒方晋作なのだろうか??それはまた後の問題として、浅津署に行っても夏目の姿が出てこない。彼が通り魔に襲われたことを後輩に教えてもらい、「人間になれる」という話をすると、もちろん彼は喜んだのだが、その話をした人物・悪の宮(仮)のことをすると、事態が変わる。緒方晋作の写真を見せると、この人物が夏目の追っていた「帽子の男」だとわかり、これまでの事件を起こしてきたのもヤツだと知ってしまう。
 一方、彼ら妖怪人間の調査?のことを知らない緒方家の皆様は相変わらず平和で、家政婦さんも協力してくれます…。その一方、夏目は独自に5年前の爆破事故の調査を始めていた。大久保の同僚でもあった龍崎のことをマークしていたが、やつは相変わらずシラを切る。夏目は心を悪意に飲み込まれそうになるが、それをすんでのところで抑え付けている。これが人の心の強さであるが、それでも人は誰かにはなれない。「誰彼はどうだから、そんなヤツにはわかるわけない」とか、そんなことまで言い出してしまう。これはやはり言ってはイカンことですよ。それに気付いて、すぐに過ちを認められるから、彼はまだ良いのですが、世の中にはそれが出来ないヤツが多い。そこに現れる悪の宮(仮)。最初は夏目に仕掛けたのだが、彼は飲み込まれそうに無い。そこで他人の成功を妬み、保身を図る龍崎に変更した。
 やつはまず夏目の奥さんに電話し、夏目を引きつけることとした。結果、夏目は家族そろって待ち合わせ場所の工場に向かうが、そこに緒方家の家政婦がキタ!?彼女もさすがは家政婦!?そこに爆弾を仕掛けていた怪しい男をマークしていたのだ!!もちろんそれが龍崎であることは明白。改めてやつの研究室に。
 夏目が悪意に走ったら、「絶対に彼を止める」と誓ったベム。彼らは人間になる方法を追っているが、そこに悪の宮(仮)。やつのステッキの反響で、夏目が暴行を起こしている姿を確認したベム達は、夏目の下へ。彼はすっかり復讐心に取り付かれていた。そもそもの原因が、大久保の成功を妬み、事故に見せかけて殺そうとしたことが、息子を失った原因だと思い知ったからだ。彼の怒りは収まらない。そこでベムが自ら代行することに!!その姿に、自らの過ちを嘆く夏目であった。逃げる龍崎はベラ、ベロによって抑えられ、ひとまずは事件が解決したようだ。夏目が家族を悲しませることもなくなったが、ベム達の過ごす船に悪の宮(仮)が!?予告ではヤツ自身、自ら名前を呼ばれるような存在ではないと言う。そして、ヤツ自身が同じ妖怪人間の仲間だと言うのだが、果たしてその真意は!?

どこに目ん玉をお付けになっているのですか

2011-12-08 19:30:00 | 日記
 今宵の「謎解きはディナーのあとで」は、いつもとは少々違った謎解きとなられました。今回はお嬢様の学生時代のご学友である玉ちゃん先輩の、主演ドラマ発表記者会見の日でございます。玉ちゃんとは歌舞伎の家元・玉乃屋から来たお名前にございまして、そこから玉ちゃんと名づけられました。執事の影山は、これまた歌舞伎のファンであらせられまして、宝生グループの力を持って参加証を極秘に入手なされたりと、色々と手を尽くされたようでして。しかしお嬢様に追い返され、玉ちゃんの過去の映像を勝手に失敬してきたりと、かなりご自由奔放にTV局を闊歩なさっておいででした。専用のセットで、某刑事ドラマのマネごとをなされたり。
 しかしそこで事件発生。玉ちゃんのお姉さま(玉ちゃんのプロデューサー)が、何者かによって怪我を負わされてしまわれました。彼女の証言では、赤いドレスに赤いネックレスをかけた、どこかで見たような女であるということにございます。お嬢様のご学友にあらせられた3名と、共演者でモデルがお一人。何故か会場にお越しになられていた風祭警部の迷推理により、最初は彼女が犯人となられましたが、彼女はよくご存知の女性であったため、結局は迷宮入りになりそうなところ、お嬢様が影山に助けをよこしたため、すぐに事件は解決いたしました。しかし玉ちゃん、風祭警部に監修をお願いしたのはミスキャストかと。しかもそれを愚直なまでに信じる彼も、ある意味幸せな自由人なのかも知れません。
 お嬢様の見事なまでの行動により、事件はすぐさま解決されたものの、事件の根幹がお嬢様にあると影山の指摘により、今回はディナーすらお預けになってしまわれました。お嬢様もその状況には従属せざるを得なくなってしまわれました。そして全ては、お嬢様とご学友の皆様の思わぬ勘違いにより、危うく殺人事件になるところでございました。すぐさまお嬢様も間違いを正しに行かれたご様子ですので、一安心でございましょう。間違いを正すのに、早いに越したことはございませんが、遅いとあっても遅れてしまわれるくらいで、手遅れが無ければ遅いということは無いことでしょう。それでよろしいかと。しかし次回は、もしかしてもしかする展開となられるやも知れません。「名探偵ポアロ」の最後を思わせる展開でございます。見るうえで、やや覚悟が必要となるやも知れません。というか、これはまさかTV用の展開なのでございましょうか。それではもしかすると、放送が不可能になってしまわれるのでは!?…それだけはご勘弁願います。