goo blog サービス終了のお知らせ 

漆黒文書の森

筆者が日常からヒーローものまで、様々なことを書き込むボヤキブログです。

その頭、泥酔状態でございます

2012-03-29 22:01:00 | 日記
 少々驚かされてしまいました、謎解きこと「謎解きはディナーのあとで」スペシャルドラマでございます。正直放送当日まで気が付きませんでした。夕方に再放送されてたのはそのためでございますか。でも夕方の再放送でデータ放送にリンク出来るのであらせられれば、影山の毒舌を浴びることも可能なのでしょうか。誰か教えてくださいませんか。しかし毒舌リストでございますが、もう一つ枠がございます。これはもしや、今回の次が最後のスペシャルドラマとなられる、ということでございましょうか。
 しかしながらドラマの内容は、原作小説とは全然関係のあらせられなさそうな、出演者慰安旅行ではございませんでしょうか。出演者については、敬称略でお送りいたします。東京・国立はロケ先であらせられますが、沖縄・香港は桜井翔、北川景子のリクエストでございましょう。どちらがどうリクエストされたのかは存じ上げませんが。それでも風祭警部役であらせられる椎名桔平、どこでも楽しゅうございました。その辺りはこの先の内容紹介で触れてまいりましょう。
 さて、此度の事件のポイントは冒頭の謎解き同様、「内容を伝える順番」が最大のポイントであらせられますゆえ、これで視聴者の皆様方も見事に騙されたことでございましょう。これは脚本家の発想の勝利でございますね。おみそれいたしました。桜井翔=影山は香港でアクションサバイバル!?であらせられますか…。麗子お嬢様によく似ておられる女性・小 鈴孔(しょう・れいこう)様とラブ・ロマンス!?と思いきや、その進展は本編をご覧下さいませ。おそらく、「フジテレビオンデマンド」でご覧いただけるかと。
 さて一方、麗子お嬢様はと…国立署館内で著名画家の焼死体が発見されてございます。状況証拠と焼死体の状況から、その人物がその画家・松山 慶山であらせられるのは確実と思われ、アトリエの鍵が静脈認証式、しかも本人が生きていなければ解除は不可能と、不可能な密室殺人であることは確実。その完璧ぶりに、嵐の歌うエンディング曲が流れてきたくらいであらせられます。そして話は麗子お嬢様の、めんそ~れ風祭主催な沖縄慰安旅行とあらせられました。この時からすでに風祭警部、事件発生の時同様テンションが上がりっぱなしで、残念なおつむも解放されておられます。その解放ぶりは面白すぎでございました。沖縄の人々もまた、楽しませていただきました。しかしすでにこの時、事件は始まっていたのでございます。麗子お嬢様の不思議体験談と香港珍道中、そして国立の焼死体が繋がる時、事件は見事解決なされます。
 先ほども書いたとおり、今回の最大の盲点は「人間はつい、自分の話したいことから話し出してしまい、その際には時系列も関係がなくなってしまう」ため、時間もわきまえ、物事を順序だてて解説することこそ、真実への最大の近道だということを、お忘れなきよう。そうでなければ、おつむが幼稚園児同様に扱われてしまわれます。
 ちなみに原作を少し見てまいりましたが、ドラマの作りはドラマを意識して、うまく作っておられます。そこには実に関心いたしました。小説では3つの出来事が、1;お嬢様と風祭警部の捜査、2;影山の介入、3;事件解決は毒舌と共にという順序となっており、影山の介入の際には、「章節を割り振ることで時間を省略して話を進める」という流れとなっておられます。そしてドラマでは風祭警部との捜査の部分を省略し、「捜査の内容を影山に説明する」という手法を取ることで、捜査内容ト風祭警部の奇行を視聴者にも影山の目線で解説し、時間も枠内に納めることに成功。さらに毒舌を顔面アップでインパクトを与え、さらにタイトルでもあらせられる、「謎解きは、ディナーのあとで」を挿入することにも成功、しかもCMへの引きも十分入れておられます。制作者の工夫が光り、ドラマとして見事なまでに成功した良い例となられることでしょう。その部分は最後のシメにも反映されておられ、犯人逮捕の描写を加え、ドラマとして盛り上がるようにしておられ、さらにそこに「影山の標語」のような部分を付け加えて、麗子お嬢様への道徳教育の部分も追加し、麗子お嬢様の純粋で真っ直ぐな人柄を引き立てることと、見る人のためのドラマとしての完成度を作り上げておられます。これを考える脚本家は大変ではございますが、大変な努力であると存じます。
 かといって、小説は必然的にその方法になった、と考えるべきでございましょう。そこをTV用にうまくアレンジさせたのは、制作者の知恵であらせられますことを、お忘れなきよう。それにしても影山、なんでもやりすぎでございますよ…。確かにハウスキーパーとしても執事として必要なことではございますが(冒頭部分をご覧下さい)、引継ぎ以上の問題ではございませんか!?さらにお嬢様をストーキング見守っておられるのですから、そこまでお暇ではございませんでしょう!?

昔のゲームの方が案外楽しい

2012-01-19 22:52:00 | 日記
 先日の記事にも書いたとおり、最近はレトロゲームばかりやっております。ゲームショップに行って、ファミコンソフトを買い漁る状態が続いております。あとゲームボーイ。スーファミは少ないな。割と持っているし。今買ってみたいのは「大貝獣物語Ⅱ」でしょうか。とりあえず購入したものの、プレイ待ちなのは「龍騎兵団ダンザルブ」。これは「特捜ロボ ジャンパーソン」にて、帯刀龍三郎(たてわき・りゅうざぶろう。この作品のラスボスとなる、仮面ライダーZX=ゼクロス)がプレイしていたゲームです。確かビルゴルディになってからすぐ後くらいの話だったはず。
 これまでにクリアしたのは、「ポートピア連続殺人事件」、「さんまの名探偵」と、推理アドベンチャーがほとんど。「たけしの挑戦状」は…あれはⅡコンにマイクが付いていないと不利だな。特にここ最近の節電情勢下では。
 「ポートピア連続殺人事件」は、今見るとだいぶチープな印象。動機とかについてはわりとリアルで、捜査手段や内容については評判どおりのリアルさがある。けど解決にいたる経緯はチープだ…。あの流れじゃ確かに犯人はアイツしかいなくなるよ。パッケージでも想像つくし。それに被害者が、なぜそんな風に心入れ替えたのかがはっきりしてません。ヤスもその辺は言ってくれよ。第一「ウィザードリィ」形式のダンジョン要らへんやん!!しかも一個人の資産で、あんなややこしいダンジョン作れるかいな!?
 「さんまの名探偵」については、わりと本格的な内容になってましたが、それでもおふざけがあるのがギャグ作品ならでは。でも問題は、関係ないところまで捜査が進められてしまうこと。そのおかげで、本編の捜査が難しかった…。進めるにもちょっとした洒落っ気が要るし。そもそもネタ帳に関しては、本編に全然関係しないし。それにしてもしんすけ、何故かカマっ気のキャラになってたし。当時ああだったのかしら。でも「殴る」を選ぶと、「しんすけいうたらヤクザや」なんて、すでにその頃からわりと知られた話やったんやね…。
 他には「ロードランナー」、「ドルアーガの塔」をやっております。これはかなりやりこみゲームの印象。大変です。「ロードランナー」は、最初からゲームオーバーまで24面まで進められました。「ドルアーガの塔」は難しいわ。あとは「ウルトラマン倶楽部(リンクは3)」シリーズと、「魔界島」。「ウルトラマン倶楽部」は最初のやつだけまだ見つけてません。できれば「魔界村」もやりたい。あとは「ロックマン」ですが、これはプレステ版を探したいところです。「ドルアーガの塔」も、ナムコミュージアムで見つけてみたかったのですが、プレステ版は探しにくいし、割高なのでやりづらい。あとは「オホーツクに消ゆ」と、「ソロモンの鍵」といったところでしょうか。できれば後者はSFC版もあったらいいな。どっちもまだ高値やから買えないけど。
 ゲームボーイに関しては、「魔界塔士Sa・Ga」と、「ドラゴンクエストⅢ(GBカラー)」を購入。これのためにGBAを中古で購入したようなもの。あとは「SDガンダム外伝」シリーズから、「LACROAN HEROES」を引っ張り出してきました。「SD戦国伝」はもっておりません。「国盗り物語」から色々とシリーズがあるみたいですが、この手のアクションRPGは少々苦手。「ナイトガンダム物語(ストーリー。ゼロガンダムが主役のヤツ)」を持っているだけです。「Sa・Ga」はワンダースワン版を見つけたかったのですが、それは叶わず。それよりもWSCのゲームはセーブデータがすぐ消えてしまうから、カラーであること以外興味が無かったです。以降の「Sa・Ga」シリーズは、DSの方で進めるとしましょう。「ヘラクレスの栄光」と一緒に…「無限のフロンティア」もあるんやけど。あとは「MOTHER 3」が安くで手に入ればな…。「ドラクエⅢ(GB)」は、しんりゅうのダンジョンがやりたくて探し回りました…。あとは「ブレイブサーガ 新章・アスタリア」を引っ張り出せばよいのですが、いま一つ気が乗らない。
 そこで気になるのが、「PokeFami」という携帯型SFCゲーム媒体。これがあればSFCゲームが携帯ゲームとしてプレイできるという!!…これ海賊版とかじゃないでしょうね!?ちなみに専用カートリッジがあれば、FCゲームやMDゲームもプレイできるそうです。しかし現在品薄。海賊製品でないのであれば、考えてもいいな。

何かありそうな

2012-01-03 19:36:00 | 日記
 …「ワイルド7」に期待していましたが、それほど何かがあったわけでもなく。あったとすれば、冒頭の犯人グループに、JAEの横山さんがいた程度か。以降、敬称略。
 とはいっても、そんなに面白くなかったわけでもなかった。バイクを含めたメカアクションや、ガンアクションとかは見ていて迫力あって良かったのですが、正直ネットでの映画の書評では、「ワイルド7どころかマイルド7になってしまっていた」という評価のとおり、確かに刺激の少ないタバコみたいな味わいになっていました。しかしこの作品、わりとバイオレンスな内容ですから、今の時代には難しい作品です。出来るとしてもあの程度にしかやりようが無かった、というのが正しいかと。それだけ今の時代が、色々と口うるさいということですね。原因はいろいろあれど、それはここでは書くことではない。
 もう一つ、書評にあったとおり、「瑛太(飛葉大陸=ひば・たいろく)と椎名桔平(世界)だけいれば十分」というとおり、この二人だけ際立っていたな…。作りが完全に「海猿」にしかなってないよ。他の面々、確かに数合わせにしかなっていなかったな…。宇梶剛士までモブキャラ扱いなのは不憫だ…。キャラの一部をなんとか立てようと、時々仲間意識を思わせるような描写はあったのですが、せいぜいその程度の出番。やっぱり「海猿」の構成だわ…。
 しかし深田恭子の役割、やっぱり予想通りだった。しかし彼女では、ハードボイルドでバイオレンスなこの作品には釣り合わないな。そこが一番残念で、彼女が作品を「マイルド7」にしてしまっている、表現は悪いですが元凶です。最近では悪役もあるので、彼女自身が悪いわけではないですが、このテの芝居に徹するにはまだまだ甘いかと。あとそれに関わる展開として、瑛太扮する飛葉の役割があったのに、随分甘っちょろい感じになってしまったのが口惜しい。そもそも瑛太の顔立ちでは、役に合わない。「それでも、生きていく」くらいの設定ならまだ何とかなったのだろうけどね。エンディングスタッフロールのメイキングは、見ていて楽しかったです。

Try This GUN-FORM.

2012-01-01 22:06:00 | 日記
 新年あけました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。今年は辰年ということですので、画像は「S.I.C 電王ガンフォーム」です。
裏話とかは、別館でご紹介しております。
 正直ろくなことが無かった昨年でしたが、多分現状では今年も何も無さそう。結局震災で露呈したのは、日本のシステムの脆弱さと、賢いだけの連中の自分勝手さが明らかになった程度です。日本はホント心配です。結局、自分達でどうにかするしかないということですね。賢いだけの連中など、箱庭の中で描いた出来事を、現実に出来ると思って論理を押し付けるだけですから、そこに横たわる様々な事態を全然考えていないのですから、そこがアテに出来ない。そんな手合いは放っておきましょう。私達庶民は、自分達の中で小さな喜びを味わうことしか出来ませんから、それを積み重ねていくしかないのでしょうね。そのうちデカい当たりが…くればいいな。来るはずの無いものをアテにしてても仕方あるまい。

人間になれなかった、妖怪人間である

2011-12-26 22:30:00 | 日記
 ついに最後を迎えた「妖怪人間ベム」ですが、正直長々と書き連ねる必要が無いくらい、典型的な最後を迎えてくれました。ドラマの出来が悪かったわけではないのですが、やや単純だった印象も見受けられる。「家政婦のミタ」の最後も、同様の単純さがあったと思うし。だからと言って、内容が悪かったわけではありませんが、理解に苦しむ人もいられることみたいですので、そこは多少同調しておく。
 さて本編。結局、悪の意思が細胞として存在する悪の宮(仮)、自らを受け入れることで妖怪人間は人間になれるというが、なったところで「人造人間キカイダー」のような、別の苦しみが生まれるだけです。それは別にしても、申し出を拒むベラ達。しばらく考えることに。
 そんな中、彼らは人間の感情がいちいち変わることに驚いていた。緒方教授は飼っているリスザルくんが家出してしまって落ち込んでいたが、専用のおうちを作って帰ってくるのを楽しみにしてみたり。他にもあるが割愛。そして夏目家、娘の申し出でピアノコンサートに行くことに。息子の死に心を痛めていた両親を見ていられず、もう一度向き合って欲しかったと、彼女も子供なりに懸命に考えていたようです。
 夏目一家と緒方一家、そしてベム達がコンサートホールに行くと、現金強奪犯がホールを乗っ取って篭城!!…第一話の冒頭がこのシーンかと思ったが、そうならなくて良かった。でも強奪犯、「金さえあれば生まれも関係なく人生やり直せる」って、最終話でそんな犯人像なのは盛り上がりに欠ける…。夏目が説得に入るが聞き入れられず、ついにその姿を晒すベム達!!人々は怖れおののき、騒ぎ立てる…。それに乗じて人質になった人たちは無事だったが、夏目や緒方との別れも意味していた。彼ら全員が、その存在を受け入れてくれたかどうかは、全て想像するしかない。確実に受け入れられるはずは無いのだから。仮に本人らが良くても、それとは関係ない周囲が許さないだろう。
 そして館へ、悪の宮(仮)との決着をつけに。しかし結論は、「NO」であった。彼らはあくまで人間にならず、生き続けて悪に堕ちた人々を、それに巻き込まれた人を救うためにその存在を懸ける、と決めたのだった。そのため、申し出を受け入れない。だがそれは相手も同じこと、自身を存在たらしめるために人々の悪を引き出す、それを宣言するのだった。しかしベム達によって、悪事を許さないという理由から、そいつは退治されてしまう…正直これは、正義を語る側のエゴだと思う。人間の存在に憧れるのであれば、同様に悪も生かしておかなければならなくなると思うのだが、それを否定するのはやはり傲慢な印象がある。けどそれでは、正義に生きる彼らの存在が危ぶまれるから、劇中の台詞どおり「こうするしかなかった」のかも。
 そしてクライマックス、もはや定番となった「炎に撒かれて生死は不明」…。これではオマージュどころかパターンですよ…。確か2006年版のアニメのラストも、同じような幕切れだったはずだし。さらに定番となった印象がある、「彼らの正義は不滅。今日もどこかで(以下自粛)」という幕切れですから、もはやそのままですね。とはいえ、この幕切れさえも「妖怪人間ベム」という、作品たらしめる部分ですから、文句は言えないな。けど今回、犯人グループが拳銃持っていたモンだから、日本も物騒になったなぁ、という印象。というか、どうやって手に入れた!?方法はあえて追求しないけど(恐いし)。