孤独死

2015-11-26 11:01:11 | 日記
良さんの死顔は穏やかで寝て居る様だった、慌てているから救急車を呼んだら
来た人にもう息が無いので、これは警察の管轄だと直ぐに警察に連絡してくれた
お巡りさんに二人の関係はとか良さんとうちの本籍と良さんに生年月日とか
色んな細かい事を聞かれてやっと兄弟だと認めて貰い証明書をくれたので
直ぐに1番上の兄に連絡を取って和泉市の兄の近くの会館で身内だけで葬儀をして
保険と300万程のお金を預けてこれで33年までの供養が出来るのでして欲しい
その代わりお参りに来てもご仏前は無しやでと一番下の妹が言った、、
大きな声も聞いたことも無く、穏やかで少し気が弱くて、結婚も出来なくて
1人で暮らしてきたが健さんと気が合ってうちが引っ越しをする度に何時の間にか
近くに住んで居た、大きな洗濯物とか、繕い物が有ったら、良く持って来ていたのに
多分死ぬ前の日に健さんに逢って居たのが少しは良かったと思う、でも葬儀が
済んで家に帰っても夜に成ると良さんの居た部屋の灯りを見ていた
当分はこの習慣は治らないと思う、寂しい孤独死だ。