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クラフト木楽屋

気楽な 活動日誌

考える

2019年02月17日 | 日記
箱をひとつ、手に入れる。

使い道を大まかには決めつつ
けれど、それが決定ではなく目につくところに置いて、
時折しばし眺めては、何を入れるか考える。


器をひとつ、手に入れる。

飲み物を入れる、つまみを入れる。
はたまた、食べ物ではなく小物を入れる。

気に入った器の、その佇まいをしばし愛でては
今日も又、何を入れるか、ただそれを考える。

日々の中、終わりの見えない用事の波の合間に、
そんなことを考える。

"しなくてはならない" ではなく
けれど、日常の仕事を妨げるような大事にはなり得ないこと。

箱を、使う。

猫の寝床に、使う。

器を、使う。

飲み物を、楽しみ、
時には、酒のアテ、裂き烏賊を差してみたり。

何に使うか、それに正解などなく、
言い換えるなら、全てが正解とも言える。

偶さかの、遊びのように。

                           k











番外編・寒中作業

2019年02月13日 | 日記
年末に梅の木の剪定。先週は柘榴を剪定。今日は竹一本の除伐。
今後、冬の間に、竹数本の除伐。そして古木の柿の木の剪定を予定。

木々の剪定と除伐。冬の間の作業。
製作作業とのバランスを図りつつ、天候の様子を見つつ。

竹一本の除伐は、前回からやや時が空いていた為か、
やはり腕が落ちていたようで、予定よりも手間取り
それでも何とか成し遂げ、作業完了。

寒中での作業。それでも快活に身体を動かし思う存分働ける、
それはやはり有難いこと。

2月も半ばに入り、冬も終わりが見えております。
目標は、啓蟄までの作業完了。

                            niwa



















飽きない、光景

2019年02月12日 | 日記
春からの出店へ向けて、希望するところへの申し込みをしたり、
その為の作品作りを進めることに慌ただしい日々が続く中、
突如、招集が掛かりました。

はて、この招集の主たる目的はと、何か大切なことを忘れていたのではないかと、
頭をひねりつつ集合場所へと向かったところ、
待っていたのは、リーダーよりの心尽くしの素材の山。

手持ちの機材・そして設備も乏しい我が身には、
何とも有難い、お宝尽くし。

帰還後、改めてそのお宝を眺めつつ、
"これはやはり作品ではなく"と、
ふと、よこしまな思いに駆られそうになりましたが、
けれど、もちろんそんなことを口にしただけでも、
リーダーから、突如、雷が落ちることはまちがいありません。

それにしても、美しい色・模様・そして佇まい。

何度、この光景を見ても、飽きることはありません。

明日からは出来る限り、この美しさを生かせるような企画・工夫の上で、
作品へと仕立ててゆく所存であります。


                                   a












光沢

2019年02月08日 | 日記
柘榴の木の剪定。

樹齢は不明、70年を超えている可能性も。

幹の殆どが、縦に長く大きく裂けているにも関わらず、
毎年僅かな実をつけている木。

けれどこのまま高さが高くなれば成る程に、
幹への負担が大きくなり、倒れる危険が懸念され、
その為の剪定。

柘榴の木。
それは部分により磨き方によっては、
透明の塗料を塗布したかのような、光沢を放つ黄色。

素地、柘榴の木のそのままの色、そのままの美しさ。

幹は縦に大きく裂けて
もはや朽ち果ててゆくかのような状態の為、
それを活用することは不可。

けれど枝は孰れ何がしかへ
活用できる手立てもあるのでは無いかと、一旦保管へ。

黄色の木の中でも、
これ程までに美しい光沢を放つ木は、他に縁が無く。

今、これを手放さずとも良し、と
その判断は懸命と、そう思いたし。

                        k

















宝さがしのように

2019年02月08日 | 日記
"役目を終えた木を素材にしています。"という言葉から
果たして、みなさんは
どのようなものを想像されるのでしょう。

実際の作業は、困難の連続。

何故、こんなことをしているのか?

もちろん理由は、多々あります。

けれどあえてこの道を選び
それに立ち向かっているのですから
困難をそのままに作業に臨む?
それでは、あまりに芸が無いような。

ここはひとつ、あえて言わせて頂きましょう。

"役目を終えた木を素材にする。"ということは即ち、
丸太の中から、"宝をさがす!"ということ。

冬の間は、連日この作業が続きます。

花咲く春を目指し、光輝く宝を追い求めて。

                      san



追記・・・宝さがしとは、丸太の中から
使える部位を探し、取り出すということです。