サイレントギター

ずっと忙しかった12月、父が亡くなったという電話がかかった時はギターの練習をしていた。しかしそれから丸３週間、ギターのケースを開けることはなかった。クリスマスにようやく次の合奏の練習をしなければとギターを抱えた。

どこか本気になれないまま、新しい楽譜を追って、当然ながら全然弾けない。

ふと、そういえばサイレントギター買おうかなとか思ったことを思い出した。

この寒い季節、暖かいLDで練習したいが、福助がずっとリビングのテレビの前に座っていて無理。でもサイレントギターなら、ダイニングで私が練習しても大丈夫じゃね？

自分のために全く時間を使えてなかったので、お金を使おうと一瞬で決意した。

年末に楽器屋に行って、クラシックのサイレントギターを即買い。弾いてみて、これなら音量は気にならないと判断した。

これはもうリビングに置きっぱなし、これでまとまった時間がなくても、ちょっとした練習ができる。

アンプから音を出すことに興味はないが、電源アダプタは買った。電池でも使えるが多分使わない。

電源繋いでイヤホン差して動作確認したら面白かった。遊べそうだ、遊んでる余裕なんかないけど。チューナー機能は感動した。便利だなあ。

楽器店には置いてなかった枕型のギターレストはネットで買った。届いたのは一月に入ってから。足台を使わないので、これがないと、この型でないと、サイレントギターは弾けません。楽器店でギターの重さを聞いたら2.1kg、意外に重い。枕型は重さが分散するのでいいと思う。

もうひとつ、会社に届いたアスクルのメールで知った自立するファイル。その名も「ジリッツ」キングジムの商品。

これは事務キチで見つけて買った。ある程度楽譜ができたらコピーしてこのファイルも使おう。

左側は卓上用書見台、楽譜台として絶賛愛用中。これでいちいち運ばずに一階でも二階でも練習できるつもり。

便利なもの、いろいろあるな。道具から入るタイプではないが、頼れるものには頼ってみよう。隙間時間を活用したい。商品の向こうには作った人がいることも、ちゃんと知っている。