大島真寿美「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」「ピエタ」がとても好きな大島さんの直木賞受賞作が文庫になったので購入。他の作品も読んでみたいと思っていた。読み始めて驚いた、関西弁で喋る喋る。ピエタと同じ作家が書いたとは思えないまるきり違う世界観。江戸時代の道頓堀が生き生きと広がるのだ。物語は、人形浄瑠璃作者の近松半二の一代記。芝居好きの父親が近松門左衛門から譲られた硯を受け継いだことで、近松を名乗る半二。 . . . 本文を読む
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