一時期登っていなかった黒潮が、少し登り始めました。
画像は、昨日の日本近海の海水温です(気象庁)東経135度から登り始めた黒潮は、高知県足摺岬近くで、沖に出ているのが確認できます。
こんな時は、西海の釣りが面白いですね。分流が、宇和島の方へ向かって登るのです。その結果、瀬戸内の冷たい潮が、徳島県伊島の方へ吐き出されて、それが、右へ曲がれば、蒲生田岬から冷たい潮が、徳島県沿岸を流れて、由岐、木岐の方が一気に水温下がり、釣れない日々が続きます。
こんな所に魚居るん?? という感じで撒き餌ばかりが要ります。
もちろんアオリイカも釣れません。しかし、そんな時でも、高知県東海岸へ走れば、影響は少ないです。
夕暮れの迫る高知県東海岸に、アオリイカ釣り師が、たくさん竿を並べてましたが。最近は随分減ってますね。
前回の釣り紀行でも、一部の場所にはグループが並んでましたが。人気ポイントに人が居ませんでした。
そして、BBSアオリイカ釣果情報でも、大型の声が今年は富に少ないです。
イカの成長が悪いのか、それとも、昨年の大きな台風の影響でしょうか??
アオリイカは、網にもあまり入らないので、小型定置網の位置が次々と変わっています。これを見てもアオリイカの収穫が悪いことが予想出来ます。
取れないので、豊洲には入荷してません(リンク先豊洲市場入荷情報)
そして、イカ加工組合の漁獲高推移を見ると、(加工組合にリンク)、近年、大幅に減っている事がわかります。これは阪神大震災以降に減ったのですね。
55 | 1980 | 686,611 | 331,225 | 10,409 | 344,977 |
H25年2013年総漁獲高219900 172300 4200 43500
55年の漁獲高が、平成に入って、3分の位置に減っている事が確認できます。
これからは難しくなるアオリイカ釣りですね。
統計から見る、アオリイカの釣果推移でした。