こんにちは！

今回は大阪で開催された「賃貸住宅フェア」の講習から、「セキュリティ」と「ペット物件」のテーマについての紹介記事をご覧下さい。

『犯罪現場の状況把握と入居者が満足する満室経営とは』

　防犯は「いかに阻止するか」と「証拠をつかむ」ことが大切です。夜間の証明は電気代がかかりますが、外観を明るくすると阻止効果が高まります。ゴミなどを放置せずに整理をまめに行うことです。また、侵入経路、細い路地などに植木鉢を置くことによって入りづらくするなど、「防犯を考えているな」と犯罪者に思わせることも重要です。自転車置き場の整理が行き届いているなど、綺麗に手入れが行われている建物は狙われにくいです。鍵についてですが、ピッキング対策用として一般に利用されている鍵は、窃盗のプロは30秒くらいで開けてしまいます。極めて防犯性能の高い鍵、たとえば一般の鍵屋さんに行ってもスペアが作れず、窃盗犯がその鍵を破ったとしてもかなりの時間がかかる、この鍵のシリンダーを見た窃盗犯が「やめておこうかな」と考えるような、そんな鍵がありますのでお勧めいたします。
　網入りガラスは役に立ちません。20年くらい前は、防犯対策には網入りガラスが効果的だと言われましたが、今はガラスを割った後に網をペンチで切ってしまいますので、防犯効果がないのです。私は防犯フィルムを推薦しています。防犯ガラスはガラスごと交換しますが、防犯フィルムは今使用しているガラスの内側にフィルムを貼るだけです。平米15000～20000円程度ではることができます。また、剥がれ保証や盗難保証などがついている商品も出てきています。地震の際のガラスの飛び散りもある程度防ぐことができます。色つきもあり、プライバシー保護にもなります。
　防犯対策として重要視されるのが防犯カメラです。最初に言った「抑止」と「証拠」のどちらを目的とするかによって、カメラの使い方がかなり変わってきます。「抑止」の場合は、比較的大きな、目立つカメラを使用すると効果的です。3,4回被害に遭い、犯人の証拠となる画像をつかみたい場合は、ドーム型カメラが適しているでしょう。値段は、10万円位する場合がありますが、ハンマーで殴っても傷がつく程度で割れません。また、専用の工具がないとはずすこともできません。証拠となる画像をしっかり撮りたい場合は、カメラの性能を上げることも重要です。
　設置場所ですが、子供の遊んでいる様子を参考にすると良いです。抜け道などの発見につながることがあります。そのような分かりづらい経路は、進入経路、逃走路になる恐れがありますので、カメラ、センサーライトを付けると効果的です。
　賃貸マンションの防犯対策は、概観を綺麗にしたり、明るくしたりお金をかけずにできることからやっていくのが重要です。

「ペット物件」のテーマにつきましては次回のブログで発表したいと思います。
長文ですが読んでみて下さい。

ヤでした