国破れて.....

先日（今週の月曜日で3/28）、会社に行くために車の準備をしていると
「コォーン、コォーン」という鳴き声がどこからか聞こえてきたので
辺りを見回すと、丁度白鳥がV字編隊をを描いて
自分のほぼ真上を北の方へ飛んでいきました。
この時点ではかなり低空だったので
顔や目などもはっきりと見える高度でした。
多分、高くても20mは切っていたと思います。
これは多分、冬を越した白鳥が北へ帰るのに
遭遇したのだと思います。
今自分の住んでいるところは、大規模な白鳥の飛来地では
ありませんが、小規模な白鳥の越冬地があります。
現在すんでいるアパートからは歩いて、20分前後の所に
ある、川にいました。
昨年は、初めてという事もあって行ったのですが
今年は一度も行きませんでした。
こう思うと、非常にもったいない事をしたなと感じています。
今月は、東日本大震災がありまだまだ
復興のどたばたの中で、原発の問題とかあって
やっと、手が着き始めた所もあるといった程度で
行方不明者の捜索とかまだまだですし、復興モードに完全に
移行するのはもう少し時間がかかると思います。
しかし、前述のように季節は春へと確実に進んでいます。
そこで、杜甫の「國破山河在」という詩を思い出してしまいました。
戦争とかで、日本が壊滅したわけでは在りませんが
東日本大震災でこのような状態に
なってしまいましたが、山や自然はありこれから春が訪れて
青々としていきます。
また、南の方では桜の便りも届き始めています。
自分は幸いにしても被災しているわけでは無いので
偉そうな事も言えませんし、家族を失った人の気持ちは
推し量る事は出来ても、理解できるわけでもありません。
でも、時間がその悲しみを少しでも和らげていくのでは
無いかと思います。
こうして、自然や季節が移ろって行く中で
私達も、悲しみや苦しみを踏まえて日本中で歯を
食いしばって、前に少しでも進んで行きましょう。
日本中が、いえ、世界中の人達も
支えてくれています。

がんばろう、東北。
がんばろう、日本。










↓よろしければ、クリックをお願いします。