無題

詩とか

地獄の箱に

2019-02-17 23:20:43 | 
地獄の箱に詰められた
小窓から月が見えて
カラスの声が聞こえる
思い出せるすべての光景より
マシな孤独

気の無い返事しか
引き出せない
話題もないし心もない

誰かという空しい響き
完璧な世界の端を
少し壊して
相応しく飾ったら
終わりが見えてきた

悲しむ人がいないような
生き方しかできなかった
人間に愛があるなら
それはそれで価値のある難しさで