詩；『心配事』

「心配事」

先のことは、わからないので、
そんなに悲観するものでもなし、
そんなに楽観するものでもない。
あるがままの姿が、
そこにあるだけです。
良いことも悪いことも。
そこにあることです。

いつも、いつも
心配してます。
何かが降ってきて、
私をつぶさないかと心配です。

いつもいつも心配してます。
未来からの使者が、
私を狙ってるんです。
だから、窓際は歩きません。

いつも、いつも
心配してます。
今すぐにでも大地が揺らぐのです。
もう、立って歩けません。
今から屈んでいます。

先のことは、
よくわからないので、
いつも、準備だけしています。
良くも悪くも
あるがままに受け入れていきます。
そこにあるだけの人生を
よくよく見極めます。

いつも、いつも
心配してるんです。
ほら、すぐそこに
落ち葉がある。
あれは、私を陥らせるために
あそこにあるんです。
心配です。
とても心配です。
飛行機が見えるたびに
私のところへ降ってくるのを
心配してます。
もしかしたら、隕石がやってくるのです。
とても心配してます。
１９９９の７の月に
アンゴルモアの大王が
やってくるんです。
とてもとても、心配です。

先のことは、わからないので、
そんなに悲観するものでもなし、
そんなに楽観するものでもない。
あるがままの姿が、
そこにあるだけです。
良いことも悪いことも。
そこにあることです。