詩;『つらきものは』

「つらきものは」

つらきものは
それは
病気でしょうか。

病気って
病は気からの
あの病気でしょ。
あれはね
原因が分かれば
治せちゃうんですよ。
だからそんなに
つらくはないんです。

つらきものは
それは
不幸でしょうか。

不幸という
ものはね。
全部
自分が創りだした
幻影なんです。
よくよく考えてみれば
分かることなんです。
災いと思ったことが
実は
福だったりするんです。
その時その時で
物事は
変わっていくんです。
ですから
不幸というのは
自分で創りだした
幻影なんです。

つらきものは
それは
貧乏でしょうか。

何が貧乏かって、
一番の貧乏は
自分を信じることが
できない人です。
何でも自分なんです。
笑うのも
泣くのも自分なんです。
自分はお金はないけれども
気分は最高、だったら
いいんじゃないですか。
物が食べられ
なかったら
死んでしまいますが
神様は
なかなか
死なせて
くれないものです。

つらきものは
それは
なんですか。

それは
この世のものですか。
それとも
あなたが作り出した
幻影ですか。