真鹿子の真鹿不思議歩記

真鹿子は真鹿子であると同時に馬鹿子!馬鹿子で無くなると真鹿子で無くなる生粋の真鹿馬鹿子であり!永遠に真鹿馬鹿子!&野生人

寝ても覚めても引力〔1〕

2010-11-01 18:01:00 | 日記

まだ暗い朝、はんぶん寝呆けながら目覚めて、枕元の携帯をのぞきこむと、薄暗い部屋のまぶしく光る携帯の待ち受けから、ぼんやりと、私の顔が浮き上がった。

「うぅ~ん?ナンデェ~?」

なんで私がと、いぶかりながらもみると、私にしてはすがすがしく、鳥らしきものまで飛んでいる。
光がしみいる目をしばしばさせて、もう一度ようーく見ると、

それはやっぱり私ではなく、
美しい海だった!?

優しく懐かしい波が打ち寄せている、淡い色調の清々しい海だ!?

綺麗!!だけど、なんなのぉ?疑問を抱くのと同じぐらいに、その疑問もろとも、瞬時に消えてゆく記憶のように、海は消えて、いつもの待ち受けの仏頂面。

光線の具合なのか、その飼い猫の仏頂面が、ニヤリと笑って、なんだかみんな変だなぁと思いつつも、ふたたび覆い被さってきた睡魔にはあらがえず、また眠ってしまった。


明るい朝になって、本格的に目覚めた!(タブン)


さっきのあれはなんだったんだろう??携帯をいじくりまわして、点検したものの、異常はどこにも見つからない。


というより、仰天!!思わず仰いだ天にまで、波が打ち寄せ、海鳥が気持ち良さそうに鳴きながら飛んでいる。


異常は私の中で発生していた。


どこか懐かしく優しい波が打ち寄せている、淡い色調の海が、朝日をおびて輝きながら、私の中で息づいている!?



一体、なんなの?



見知らぬ海が



わたしの中で



一体、なにしてんの?



知っている海でも



不思議なのに



あのねぇ、この際、知ってるとか



知らないとかは



あんまり問題じゃ



ないんじゃぁ



ないですか?



そりゃあそうだけど



こんなに大昔から



わたしのなかにいる



海みたいで



いいの?



引力!?



海ぜんたいからの



引力!?



海の向こうからも



引力を感じる!!



この海の向こうには



いったい何があるんだろう?



この時から



寝ても覚めても引力!!



見えないチカラだから



切ることもできない



切ない引力との



微妙な綱引きが



はじまった。




(真鹿子)



続きますので
よろしければ、また
ご覧くださいませ。
いつもありがとうございます
m(__)m感謝!!