「科学と芸術は非常に似ている」と若濱先生はおっしゃいます。「いずれもオリジナルであり、産業から離れたところにある」と。北海道水環境かわ塾塾長の若濱先生が石絵の会場の漁川(恵庭市 いざりがわ)の川辺の小公園へ案内して下さる道道の話です。「産業に振り向いて貰う、そのためには」と、若濱先生。「話しが面白くないといけない」。
若濱先生が若かりし頃、「雪は天からの手紙」と雪の魅力を伝えた中谷宇吉郎博士に懇々といわれたそうです。雪の中谷博士はその師、「天災は忘れた頃に来る」と警鐘を鳴らした物理学者・随筆家の寺田寅彦博士に諭されたそうです。しかし、初対面であるのに、20年来の知己のように包みこみ、目的を持ち、社会と関りを持って生きることの大切さと歓びを瞬時に、明確に伝えてくださる若濱先生。「若濱先生だから、ではないでしょうか?」といいますと、若濱先生はきっぱりと、「私は努力し、練習したんだ」。
著書に「雪と氷の世界」雪は天からの恵み