Art gallery 道添

宇宙・自然・生命・時間を凝視し再生の希望を読み取りたい

2016-03-02 14:34:49 | 小品

命 F4号

近くの原生林から小鳥たちが訪れます。

ヒヨドリやシジュウカラ、時にはアカゲラやカケスなども。

陽光や風の中に春の気配を感じ取っているような、その仕草。

雪解けが待たれます。

 

 今年の春も戻ってきた野鳥たちをがっかりさせたようです。

長く掛けていた庭の巣箱が2年前に壊れてしまったのです。いろいろな鳥たちに

代々受け継がれ、巣作りをし、巣立っていくのを見るのは楽しみでしたが

新しい巣箱は作らないことにしたからです。

 コムクドリやシジュウカラ、ビンズイや雀以外にスズメバチも丁度いい場所と思うらしい。

 

 スズメバチといえば、15年以上経つでしょうか。

登山道で分蜂に出遭ったことがありました。丁度立ち止まったとき、

傍の立ち木の根元から数匹のスズメバチが現れました。

「あ」と思ったときには数十匹の群れに囲まれていたのです。

身じろぎせず、静かに息をし、一本の木になったイメ-ジを頭の中に思い浮かべました。

うなり声に似た羽音を至近距離に聞きながら、観念しました。

 群れの中から3匹の蜂が近づいてきて様子を探っています。ずい分長く感じましたが

案外短い時間だったのかもしれません。その中の一匹の蜂と目が合いました。

それは不思議な時間でした。人と蜂、種族を超えて今この自然の中で、何かを共有している、

そう感じた瞬間、ふいと蜂が離れていったのです。それに続いて次から次へと蜂たちが悠然と飛び去って行きました。 山は樺戸連山カムイシリでした。

 

 何日か庭に姿を見せていた小鳥たちもそれぞれの巣作りの場を得たのでしょうか。

カッコ-が鳴き、ライラックが香り、北国に初夏の訪れです。  (2016・5・29) 

 

 やはり庭は彼らの根城だったのか、スズメやシジュウカラの幼鳥が時折やってきて、

無防備な警戒心の無い姿を見せています。  (2016・8・25)

 

  

 

スズメバチのこと  数年前に近くの灌漑溝の原生林が伐採された時、スズメバチの群れが逃げ出して来て庭に出るに出られないことがありました。 シ-ズン始めにペットボトルに酢と砂糖を入れて庭木に下げて置くのですが、その年はたちまち一杯になり、夜懐中電灯を持って交換したり、 雨の日に傘をさして取り替えたりする程の大量のスズメバチであふれかえっていました。  イタヤカエデやネグンドカエデのような自然の樹木が多かったのも一因だったようです。  それが一段落した頃ペットボトルに入るスズメバチも少なくなり庭に出られるようになりましたが、 スズメバチにも個性がいろいろあることに気付きました。ある固体は自由に出入りしカフェ扱いしていましたし。  ある時一匹の蜂が落ち込んで、這い上がりながら出口を探そうとしていました。するとどこからか3匹のスズメバチが飛んできて、 外側から中の蜂に合図を送って出口を教えているようでした。ぬれた羽を震わせて砂糖酢を撥ね飛ばし誘導されるままに出口に向かい 無事脱出すると、仲間と一緒に飛び去っていきました。  庭を覆いつくしていたネグンドカエデを伐ってもらい、その他の庭木も剪定したせいか、見かけることはあっても今年はまだ一匹も ペットボトルに入っていません。   (2018.8.13)
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