
以前から噂されていたグリズリーズ、ゲイのトレードがほぼ実現したようです。元記事
グリズリーズ獲得
テイショーン・プリンス(ピストンズから)
オースティン・デイ(ピストンズから)
エド・デイビス(ラプターズから)
2014年2巡目指名権(ラプターズから)
ラプターズ獲得
ルディ・ゲイ(グリズリーズから)
ハメド・ハダディ(グリズリーズから)
ピストンズ獲得
ホセ・カルデロン(ラプターズから)
では先ず、このトレードの経緯から辿っていきましょう。
このトレードの発端となったのは今回の目玉であるゲイを動かしたグリズリーズ。
グリズリーズの意図としては第1がサラリーカット、第2に戦力維持というもの。
その為とにかくゲイ(16.4/17.8/19.3mil)をトレードしたくてならなかったようで、これに該当するチームをずっと探していたわけでした。
そんな中、ウィングの安定したシュート力かつエースを探していたラプターズと接触し、そのまま話が凄い勢いで纏まっていきます。
そのまま合意に至ると予想されたものの、グリズリーズがゲイの抜けた穴に入るSFを探す為、第3のチームが絡むことに。
当初はマブスのカーターが候補となったのですが、話が纏まった際には結局ピストンズのプリンスが巻き込まれることになり、トレード自体がこのままほぼ合意となったのです。
・グリズリーズ
上に書いたようにグリズリーズは今回サラリーカットを主目的としていました。
その上で3年/53.5milという契約の残ったゲイは戦力を無視してでも放出したかったのです。
ですが、1週間程遡りますと、目的がほぼ同じトレードをグリズリーズって敢行していますよね。
グリズリーズ獲得:ジョン・ルーアー
キャブス獲得:スペイツ、エリントン、セルビー、将来の1巡目指名権(プロテクト付き)
アーサーがいるからと言ってもしっかり戦力となっていたスペイツ。
メイヨの代わりにシューターとなっていたエリントン。
サマーリーグでリラードと共にMVPとなったセルビー。
プロテクト付きだからと言っても貴重な1巡目指名権までも放出して、獲得したのがルーアーただ1人。
戦力的にみればグリズリーズは完全に損をしていますが、ただ、これはタックスの支払いを免れる為に仕方なかったことだと僕は思うのです。
やはりメンフィスはスモールマーケットの部類ですから、お金なんて無限にあるものではありません。
しかし、今回のトレードはどうでしょうか。
前回はタックスの支払いを免れる為止む無しといった感じでしたが、今回はそういったものがありません。
結果的にゲイをトレードして浮いたのは6mil程のキャップだけです。
グリズリーズがプレーオフさえも見えないチームだったならまだ分かりますが、現状ウェストにおいて4位の強豪ですよ。
そのチームが、別段代わりの戦力が手に入るならまだしもリーディングスコアラーを放出してまで更なるサラリーカットに動いたのです。
噂によるとホリンズHCはゲイのトレードに難色を示していたとか。
つまり、これはHCよりも権威のある人物が決めたことなのでしょう、うん、まあ要はオーナーですよ。
数年前はとにかくお金を払うのが嫌で嫌で仕方なかったオーナーですが、ここのところお金には糸目をつけずやって来ました。
しかし、ここにきて、ということですかね。
その昔、ガソル兄をあっさり放出するわ、ルーキーのバスケス、ヘンリーの契約金をケチろうとするわ、その再来ですよ。
一方で戦力は完全にインサイド一本となりました。
ガソル、ザック、アーサー、デイビス、多少PF多めですが、充分な厚さです。
また、ゲイの抜けたSFにはそのままプリンスが入りますが、いかんせんオフェンスというよりもディフェンス向きな選手なので、過度に得点面を期待するのはよろしくないでしょう。
ここまで批判しておいてグリズリーズがここから躍進して行ったらしっかり謝りますが、デイがプリンスを食う勢いで成長とかない限り、僕は少なくとも戦力は落ちたと考えています。
せっかくチームが纏まって優勝も視野に入っていただけに残念です。
・ラプターズ
目的は純粋な戦力の獲得。
チームサラリー60.2milと1年/10.5miというサラリー的にも戦力的にも魅力的な駒であるカルデロンでトレードに動きました。
目的はチームのリーディングスコアラーがデローザンの17.3得点と示しているように、チームの得点力不足解消かつエースとなり得る選手の獲得。
まあそのゲイがエースという立場に相応しいかは別として、目的は達成できたかと思います。
しかし、カルデロンを放出したことで残ったPGがロウリー(183cm)とルーカス(180cm)という超小柄になってしまった点がネックか。
ただ今後も積極的に動いて行く可能性があります。
とりあえずデローザンとゲイのウィングコンビには期待。
ちなみにグリズリーズから獲得したハダディは即ウェイブとなっています。
・ピストンズ
ピストンズはプリンス(6.7/7.2/7.7mil)とデイ(2.9/4.1mil)を放出し、カルデロン(1年/10.5mil)を獲得したことにより、一時的にはサラリーがあがってしまいますが、今シーズン終了後にはチームサラリー総額35.1milという凄い状況を作り出しています。
既に再建まっしぐらだったチームなので、将来有望な若手の為サラリーを使うも良し、思い切って大物を狙いに行くも良し、とにかく自由に動ける幅が広がりました。
プリンスは04年優勝最後のメンバーでかつピストンズ一筋10年だったのですが、とうとう放出されてしまいましたね。
悲しいものです。
さて最後にサンダー視点で少しだけ。
まず、明日の話しなのですが、サンダーはグリズリーズと対戦します。
まだ確定のトレード話ではなくプリンスの合流はまずないと思われる為、サンダー有利とみていいでしょう。
あと今回のトレードでラプターズが戦力アップしてしまったことについて。
以前にも触れましたが、サンダーはラプターズの順位によって獲得できる来シーズンドラフトの指名権を持っています。
できれば、リーグ全体の24位くらいがベストなのですが、もしこのトレードをきっかけにプレーオフとかになってしまうとそもそも獲得さえできません。
一見サンダーに関係ないトレードですが、陰で多少関係していたりもするんです。
グリズリーズ獲得
テイショーン・プリンス(ピストンズから)
オースティン・デイ(ピストンズから)
エド・デイビス(ラプターズから)
2014年2巡目指名権(ラプターズから)
ラプターズ獲得
ルディ・ゲイ(グリズリーズから)
ハメド・ハダディ(グリズリーズから)
ピストンズ獲得
ホセ・カルデロン(ラプターズから)
では先ず、このトレードの経緯から辿っていきましょう。
このトレードの発端となったのは今回の目玉であるゲイを動かしたグリズリーズ。
グリズリーズの意図としては第1がサラリーカット、第2に戦力維持というもの。
その為とにかくゲイ(16.4/17.8/19.3mil)をトレードしたくてならなかったようで、これに該当するチームをずっと探していたわけでした。
そんな中、ウィングの安定したシュート力かつエースを探していたラプターズと接触し、そのまま話が凄い勢いで纏まっていきます。
そのまま合意に至ると予想されたものの、グリズリーズがゲイの抜けた穴に入るSFを探す為、第3のチームが絡むことに。
当初はマブスのカーターが候補となったのですが、話が纏まった際には結局ピストンズのプリンスが巻き込まれることになり、トレード自体がこのままほぼ合意となったのです。
・グリズリーズ
上に書いたようにグリズリーズは今回サラリーカットを主目的としていました。
その上で3年/53.5milという契約の残ったゲイは戦力を無視してでも放出したかったのです。
ですが、1週間程遡りますと、目的がほぼ同じトレードをグリズリーズって敢行していますよね。
グリズリーズ獲得:ジョン・ルーアー
キャブス獲得:スペイツ、エリントン、セルビー、将来の1巡目指名権(プロテクト付き)
アーサーがいるからと言ってもしっかり戦力となっていたスペイツ。
メイヨの代わりにシューターとなっていたエリントン。
サマーリーグでリラードと共にMVPとなったセルビー。
プロテクト付きだからと言っても貴重な1巡目指名権までも放出して、獲得したのがルーアーただ1人。
戦力的にみればグリズリーズは完全に損をしていますが、ただ、これはタックスの支払いを免れる為に仕方なかったことだと僕は思うのです。
やはりメンフィスはスモールマーケットの部類ですから、お金なんて無限にあるものではありません。
しかし、今回のトレードはどうでしょうか。
前回はタックスの支払いを免れる為止む無しといった感じでしたが、今回はそういったものがありません。
結果的にゲイをトレードして浮いたのは6mil程のキャップだけです。
グリズリーズがプレーオフさえも見えないチームだったならまだ分かりますが、現状ウェストにおいて4位の強豪ですよ。
そのチームが、別段代わりの戦力が手に入るならまだしもリーディングスコアラーを放出してまで更なるサラリーカットに動いたのです。
噂によるとホリンズHCはゲイのトレードに難色を示していたとか。
つまり、これはHCよりも権威のある人物が決めたことなのでしょう、うん、まあ要はオーナーですよ。
数年前はとにかくお金を払うのが嫌で嫌で仕方なかったオーナーですが、ここのところお金には糸目をつけずやって来ました。
しかし、ここにきて、ということですかね。
その昔、ガソル兄をあっさり放出するわ、ルーキーのバスケス、ヘンリーの契約金をケチろうとするわ、その再来ですよ。
一方で戦力は完全にインサイド一本となりました。
ガソル、ザック、アーサー、デイビス、多少PF多めですが、充分な厚さです。
また、ゲイの抜けたSFにはそのままプリンスが入りますが、いかんせんオフェンスというよりもディフェンス向きな選手なので、過度に得点面を期待するのはよろしくないでしょう。
ここまで批判しておいてグリズリーズがここから躍進して行ったらしっかり謝りますが、デイがプリンスを食う勢いで成長とかない限り、僕は少なくとも戦力は落ちたと考えています。
せっかくチームが纏まって優勝も視野に入っていただけに残念です。
・ラプターズ
目的は純粋な戦力の獲得。
チームサラリー60.2milと1年/10.5miというサラリー的にも戦力的にも魅力的な駒であるカルデロンでトレードに動きました。
目的はチームのリーディングスコアラーがデローザンの17.3得点と示しているように、チームの得点力不足解消かつエースとなり得る選手の獲得。
まあそのゲイがエースという立場に相応しいかは別として、目的は達成できたかと思います。
しかし、カルデロンを放出したことで残ったPGがロウリー(183cm)とルーカス(180cm)という超小柄になってしまった点がネックか。
ただ今後も積極的に動いて行く可能性があります。
とりあえずデローザンとゲイのウィングコンビには期待。
ちなみにグリズリーズから獲得したハダディは即ウェイブとなっています。
・ピストンズ
ピストンズはプリンス(6.7/7.2/7.7mil)とデイ(2.9/4.1mil)を放出し、カルデロン(1年/10.5mil)を獲得したことにより、一時的にはサラリーがあがってしまいますが、今シーズン終了後にはチームサラリー総額35.1milという凄い状況を作り出しています。
既に再建まっしぐらだったチームなので、将来有望な若手の為サラリーを使うも良し、思い切って大物を狙いに行くも良し、とにかく自由に動ける幅が広がりました。
プリンスは04年優勝最後のメンバーでかつピストンズ一筋10年だったのですが、とうとう放出されてしまいましたね。
悲しいものです。
さて最後にサンダー視点で少しだけ。
まず、明日の話しなのですが、サンダーはグリズリーズと対戦します。
まだ確定のトレード話ではなくプリンスの合流はまずないと思われる為、サンダー有利とみていいでしょう。
あと今回のトレードでラプターズが戦力アップしてしまったことについて。
以前にも触れましたが、サンダーはラプターズの順位によって獲得できる来シーズンドラフトの指名権を持っています。
できれば、リーグ全体の24位くらいがベストなのですが、もしこのトレードをきっかけにプレーオフとかになってしまうとそもそも獲得さえできません。
一見サンダーに関係ないトレードですが、陰で多少関係していたりもするんです。
後釜がプリンスとは更にディフェンシブなチームになりそうな
弱くはならないでしょうけど、せめて今期は今のメンバーで見たかったです
TORはPGダブついてましたしそれなりに上手くまとまった感じでしょうか
でもデローザンとゲイだと何となくかぶると言うか・・・
難しいもんです
前回のトレードは、今回のゲイのトレードの伏線だったのですね。私は戦力を上手いことキープしつつサラリーも抑えられた良いトレードだったと思いました。確かに優勝できる勢いあるんだから2件のトレードに対してケッチィなぁ、、、とは思いましたがw
ゲイがアウトサイドシュートの確率悪かったので、しょうがないかなぁと思います。ゲイの点の取り方がアイソや早い展開での得点に偏っていて、ハーフコートでもザックやガソルと比べて存在感は割と薄かったので。。。
そこで主張しないプリンスと、大きくは期待できないが、期待のデイの加入は、アウトサイドの確率の補完をしてくれそうで期待できます。
ディフェンス+インサイド制圧に特化していくチームづくりが見えたので未来は明るいと思います!
単純に戦力は落ちましたが、フィットはしそうなので難しいですねぇ。サイフの紐のきつさも見えたので少し残念ではあります。
前のオーナー体制でゲイと結んだ巨額契約を失敗と判断して早めに処分したのならこの動きもなんとか理解できます。
それでも下手なトレード二連発って評価になるとおもいますが。
結果かたちはかわりましたが、ゲイだせて満足してます。しかしスペイツとエリントンをだしたのはあきらかに勿体なかったなと感じております。
特にアウトサイドの得点力低下だけは気になりますね。
ゲイがいなくなったらウイングにダンカーがいなくなる!観ててつまらない!
もうローテンしかいない
延長契約の時も高いと言われてましたけど、やっぱり……
スコアラーが減ったオフェンスとは逆にディフェンスはかなりアップした感じに思えます
プリンスは経験あるしスリー高確率だし、デイは細いけどリーチがあるし
ただ、ハイライト常連のゲイが居なくなったことでますます脚光浴びなくなりますね
強豪なのにマーケットの問題ってのも勿体無いです
期限までにまたフランチャイズ候補が居なくなってしまうんでしょうか……
確かにプリンスはディフェンス面で貢献してくれるでしょうけど、それ以上にオフェンス面が頼りなくなってしまいました。
良くて現状維持なのでしょうかね。
ラプターズのカルデロン放出は仕方ないでしょう。
確かにデローザンとゲイはキャラが被るかもしれませんが、それでも僕は良いコンビになると思います。
ま、評価は今後の試合を観てですね。
うーん、前回にしても今回にしても戦力面はそこまで期待できないものですよね。
百歩譲って前回のトレードはタックス回避だとしても、今回は完全なキャップ空けなので現在のチームには必要だったかな?なんて思います。
せめて今シーズンが終わるくらいまでは、現状維持でも良かったのではないでしょうか。
ま、確かに今シーズンのゲイは不調だったと思います。
加えてインサイドでガソル&ザックが良い感じになっていたので、それ故噂になったとだとは思いますが、それでもアウトサイドの得点を考えると放出してしまっていいのか疑問が残ります。
もちろん、プリンスとデイも良い選手なのでグリズリーズにもフィットするとは思いますが。
少なくともディフェンスはリーグでも最強になったと思いますよ。
僕も、グリズリーズはチーム史上初の優勝さえ近づいていただけにこのようなオーナーの財布事情で変わってしまうのは残念です。
確かに変わったのならその負の財産を処理したのかもしれません。
それでも、仰る通り評価のできるトレードではありませんよね。
もう少しやりようはあったと思います。