NBA Thunder Dancer

オクラホマシティ・サンダーを応援していくNBAブログです。

10-11 vs ブルズ

2010年12月07日 | Thunder 2010-11シーズン
今回の相手は開幕戦で勝利しているブルズと2回目の対決です。

当時はブーザーがケガでいなかったいわば未完成のチームだったのですが、今回はいます。

今回勝利することこそが本当のブルズを倒すということになるでしょう。



スタートは前回と変わりません。

PG ウェストブルック
SG セフォローシャ
SF デュラント
PF グリーン
C クリスティッチ





サンダーの立ち上がりは、なんとウェストブルックのアシストからクリスティッチがきめるというのが3回続いたんですね。

というよりそれ以外のシュートが1本もきまらなかったという表現が正しいです。

このようにいまいち波にのれないサンダーは追いつくも抜けないというのをずっと繰り返していました。

オフェンスはダメダメだったのですが、辛抱強くディフェンスし逆転のチャンスをうかがっていたんですね。

しかし、ここから追いつくどころかだんだんと離され始めてしまいます。

第2クォーターには5点差を、第3クォーターには9点差を追う展開になりました。

特にブルズの第3クォーターは圧巻でした。

コーバー、ブーザーがテンポよくシュートをきめ、終いにはローズがブザービーターをきめてしまう始末。

一方サンダーはことごとくシュートを外し、悪い流れに突入。

ターンオーバーを連発し、無理なシュートをうたされて逆速攻をくらう最悪な展開に。

第3クォーター終了時には66-82となってしました。


それでも諦めないサンダーは、いつもならイバカ、ハーデンを後半起用するところをスタートのメンバーを起用し続け必死に追いつこうとします。

ディフェンスも良くなり、レフェリーの笛もややサンダーよりに吹かれていたので最後の反撃に出ます。

しかし、ここぞというシュートを1本もきめることができず、結局最後は自分たちでチャンスを潰してしまう結果になりました。

最終スコア 90-99


一番印象に残っているのはブルズのセカンドチャンスの多さです。

リバウンドがサンダー39に対してブルズ52ですからね。

また、FGサンダー35%、ブルズ48% 3Pサンダー21%、ブルズ46%とシュートが散々で、これはブルズがインサイド中心に攻めたいたのに対しサンダー外一辺倒だったからです。

唯一フリースローだけ90%と59%で上回っていました。

もともとインサイドが弱点なチームですから、この試合のような展開になったら十中八九負けてしまうでしょう。

勝つためにはインサイドに積極的に攻め入り、ターンオーバーしてもいいのでとにかくファールをもらうという方法しかないと思います。

そうすれば、外角のシュートも活きてくるでしょう。


この試合は完敗でした。






では個人成績です。

ケビン・デュラント


32分の出場で29得点5リバウンド2スティール2ブロックを記録。

ケガの影響がまだあるのか復帰後いまいちシュートが入っていません。

この試合もFGは7/18でしたし、ハンドリングミスをする場面も見られました。

それでもフリースロー14本全てきめて29得点するところはさすがです。

あとは上述したここぞというシュートをいかにきめられるかでしょう。










ネイナド・クリスティッチ


22分の出場で18得点6リバウンドを記録。

なんと6本中5本がオフェンスリバウンドの大活躍でした。

唯一のノア、ブーザーと競えていた選手だと思います。

この試合はアシストへの合わせがうまく、加えてミドルも好調だったのでここまで得点が伸びました。

最初の6得点から調子が良かったように感じますね。









ラッセル・ウェストブルック


35分の出場で15得点5リバウンド7アシスト3スティールを記録。

出だしはいつも好調なのに途中で崩れてしまうのが彼の特徴で、それがこの試合も顕著に表れていました。

身体能力でカバーしている分それほど悪くは見えませんが、イライラしているのが伝わってきます。

そのイライラの理由として負けているというのもありますが、もう1つファールを吹いてもらえないというのがあったでしょう。

いつもなら平気で10本は稼ぐのですが、この試合は1本しかうっていません。

いつも通りゴールに突っ込んでファールをもらおうとしていましたがそれが1回もファールにならず、ならもっと激しくとやっているうちにターンオーバーを連発した結果になってしまったんですね。

これはさすがに仕方ないことなので、冷静になるしかなかったと思います。

ローズ相手で燃えたと思いますがこの試合はローズに軍配でしょう。

ちなみ2回目の週間MVPに選ばれたそうです。













ジェームズ・ハーデン

27分の出場で13得点を記録。

ここぞという時にシュートをきめられなかった一番の戦犯です。

それまでは特に悪いところもなく、むしろ良いプレーの多かったです。

オフェンスでは中外でシュートをきめますし、ディフェンスではテイクチャージも取りました。

しかし、追い上げムードの中でうった3Pがエアーボールはちょっとダメですよね~

ローテーション入りしていてその時間帯にも使ってもらってるのですから、せめてリングに当てるくらいはして欲しかったです。







ジェフ・グリーン

33分の出場で7得点6リバウンド2スティールを記録。

彼もまたシュートが入らなかった1人で9本うったシュートは1本しかきめることができませんでした。

ディフェンスはPF本職のブーザー相手だったので仕方ないですが、唯一太刀打ちできる外角がきまらないのでは話になりません。

ブーザーに完敗でした。






タボ・セフォローシャ


26分の出場で3得点8リバウンドを記録。

彼もまた相当苛立っているのが分かりました。

確かに判定に疑問の残る場面はありましたが、それでも冷静にならなくてはいけません。

本人は決して手を抜いていたりしていませんが、チームの展開に苛立ったのだと思います。

最後はテクニカル吹かれてしまいましたからね。








エリック・メイナー

16分の出場で3得点2アシスト、そして3ターンオーバーを記録。

最近の彼はどうもらしくないプレーばかりです。

この試合も凡ミスが目立ちましたし、シュートセレクションも悪かったです。

また単純にフィジカル負けしている場面もあったので、そういう面はウェストブルックを見習って欲しいです。

早く結果を残さないとアイビー辺りに出場時間を奪われかねませんからね。







セルゲ・イバカ


19分の出場で2得点2リバウンドを記録。

この試合クリスティッチが調子よかったせいか、あまり出場時間をもらえませんでした。

またファールも重なり出てはすぐにベンチに戻るの繰り返しだったため、活躍することができませんでした。

唯一のハイライトはブロックのシーンか。












ニック・コリソン

24分の出場で0得点6リバウンドを記録。

ほぼシュートをうたず、というかうたせてもらえずただディフェンスに専念していました。

テイクチャージはできなかったものの、ゴール下で泥臭く頑張っていました。

しかし、ブーザーは止められませんでしたね。

ホントどうしようもなかったです。







バイロン・マレンズ

ラスト55秒でなぞの出場を果たしました。

もちろん、この時間で何かできるわけではなく何も記録しませんでしたが、スピードの遅さが目に止まりました。

リバウンドでルーズボールを追う場面の時、それまでイバカなりクリスティッチなら取っていたボールに反応すら出来ていませんでした。

ずっとイバカ、クリスティッチを見てきたので遅く感じたのかもしれませんが、やはりまだ先は長そうです。







とまあこれがブルズの本気でした。

今のサンダーでは足元にも及びません。

これから、いかに強豪を倒していくかの良い方針ができたと思います。

とりあえず3Pの確率を最低10%はあげてもらわないと、今日みたいな試合はきついです。



次の相手はウルブズです。

是非勝っておきたい試合ですね。





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