NBA Thunder Dancer

オクラホマシティ・サンダーを応援していくNBAブログです。

ク...クオリファイング・オファー

2011年06月29日 | 2011-12オフ
いや~いよいよロックアウトがせまってきましたね。これからも何度か話し合いがあるらしいのですが、ほぼ決定のようです。本当なら「サンダーの補強案」でトレードについて考えていこうと思っていたのですが、さすがにその根底にある契約についての契約がきまっていないので断念しました(汗)
NBAファンの1人として1日でも早く新労使協定がきまってくれることを願っています。


あと、このブログが29日でちょうど1周年となりました!!
サンダーについて書いていこうと思ったその日に立ちあげたこのブログ、なんだかんだでこんなに長く続いてしまいました。今後もサンダーを中心にNBAについて書いていこうと思うのでよろしくお願いします。


さて余談が長くなってしまいましたが、今回はクオリファイング・オファーについてです。この日本語にすると読みにしても書きにしてもややこしいこのオファー、英語表記の時でさえQOと省略されるほどです。
まあNBAをご覧になっている方なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
簡単に言いますとNBAに入ってから4シーズンを終えた1巡目指名選手でかつ契約延長をかわしていない選手にのみチーム側がこのオファーを提示することができます。(まあ正確には1年契約延長してるんですが・・・)
ちなみに2巡目指名された選手の場合は3シーズンが終わってからとなります。
NBAで4シーズンを終えた選手達と言えば、あのオデンさんが1位指名されて現在NBAを代表する選手に成長したデュラントが2位指名の2007年ドラフト組です。
この中ですでに契約延長をかわしているのは以前にも書いた通り5名だけです。

そして現在契約延長に至らなかった選手達が次につきあたる壁がクオリファイング・オファーなんですね。簡単に説明しますと、現地で6月30日までに各チーム該当する選手に対しクオリファイング・オファーを提示することができます。提示された選手はFAにはなるものの「条件付きFA」という扱いになり他チームがその選手に契約を提示してきた場合でも所属していたチームがそれと同じ金額を提示すれば引き止めることができるというものです。この引き止めることをマッチと呼びます。
逆にどこからも契約の提示がない場合は一定の額でそのチームに残ることになります。

一方クオリファイング・オファーを提示しない場合は「制限無しFA」という扱いになりいわゆる一般的なFA選手となります。その選手が他チームと契約してしまえば元のチームはその選手を連れ戻すことができなくなってしまうわけです。

各チームフロントとしてはこの選手をチームが必要としているのかどうかの判断やそれに見合う金額などを考え6月30日までにきめなくてはいけないんですね。

そして現在次々とこのクオリファイング・オファーが各チームで提示されています。それでは見ていきましょう。


1位 グレッグ・オデン(ブレイザーズ) 予定

1位としての威厳を何とか保てたといった感じでしょうか。チームのみならずNBA全体で見ても貴重な7フッターであり若いという点ではケガのことを考慮してもこの判断が正しいですね。
しかし、これで今シーズンが勝負の年となりました。なんたって今シーズン終了後には制限無しのFAになってしまうわけですから、まずはケガをしないことを第1としプレーすることになりそうです。





5位 ジェフ・グリーン(セルティックス) 予定

彼も妥当だと思います。個人的にはクオリファイング・オファー無しで制限無しFAとなりサンダーに戻ってくるという妄想があったのですが、まあそう簡単にはいきませんよね。
セルティックスとしてもパーキンスを出してまで獲得し、将来ピアースに変わる予定選手ですから今後も簡単には手放さないと思います。





21位 デカーン・クック(サンダー)

シューターが彼しかいないチーム状況だったのでこの判断はむしろ必然と言ってもいいでしょう。プレスティGMも彼のことが気にいっているらしくある程度の金額ならマッチしてくるでしょう。
個人的に今オフの注目点だったので、まずは第1関門突破と安堵しています。ベンチから良い流れを作ってくれる選手なので是非今シーズン以降もチームに残って欲しい選手です。





23位 ウィルソン・チャンドラー(ナゲッツ)

もともとニックスでその才能を開花させた選手であり、そのいぶし銀な活躍はチームに不可欠です。カーメロという大物とのトレードだったためナゲッツに移籍しましたがニックスはできれば保持したかった選手だと思います。
またニックスではカーメロ獲得ため契約延長をしなかったとまで言われているので、これは当然の判断でしょう。結構な額になってもナゲッツは引き止めるかもしれません。





26位 アーロン・ブルックス(サンズ)

一昨年のMIPも今ではこんな感じです。あれは当時のロケッツがあまりにもケガ人が多かったための結果であり、本当ならばもっと評価は低かったでしょう。
しかし、現在のサンズの状況を考えてみるとスタートPGが高齢なナッシュということになっています。チームとしてはとりあえずオファーという感じでしょう。他チームから契約が来た場合はそれまでという考えだと思います。






27位 アーロン・アフラロ(ナゲッツ)

あのロン・ハーパーも今FAでの人気度1としているほど、オファーが殺到するのではないかと予想される選手。ドラフト時はピストンズで何もできなかったのですがアイバーソンとのトレードでナゲッツにきてから才能が開花。
ディフェンスができ3Pシュートも上手いというチームに1人は欲しい選手の理想像となっていました。個人的な注目は彼が今シーズン始まる時にどれくらいの金額で契約しているかですね。それくらい現在市場価値の気になる選手です。





マーク・ガソル(グリズリーズ)

プレーオフでの活躍、そしてグリズリーズの大躍進をみれば当然の判断ですね。フロントも絶対に手放さないと言っているので、あまりにも高額なオファーが来ない限り今シーズンもグリズリーズに残りそうです。





ざっとこんな感じです。あれだけの選手がドラフト指名されたのに今ではこれしか選手が残ってないんですよ。NBAの厳しさが良く分かる結果になっていると思います。選手名を見たらそれに相応しい選手ばかりですね。
30日まではもう少し日があるので今後もクオリファイング・オファーを提示という選手が出てくるでしょう。そういった場合はその度に追記していきたいと思っています。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kirk12)
2011-06-29 09:32:43
1周年おめでとうございます!!!!

いや~当たり年と言われてた07年ドラフトですが、クオリファイング・オファーも延長契約も貰えてない選手とかが期待値より少ないですね…07年代表としてデュラントには頑張って欲しいです。あ、でもデュラントが頑張れば、その分オデンさんは「デュラントより先に指名された選手」というレッテルが貼られますがw

お忙しいとは思いますが、このブログにお邪魔することに、クオリファイング・オファー(ほんと長いw)ではなく、5年86mil回でPO(パソコンオワタ)なしの契約を勝手に結んどきますw
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Unknown (kirk12)
2011-06-29 12:53:12
すみません
「少ない」じゃなくて「多い」でした(^_^;)
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kirk12さん (kdu)
2011-07-01 12:50:53
ありがとうございます。

確かに期待値に比べればその大多数がすでに脱落といった感じになっていますね。ぶっちゃけデュラントが群を抜いていると印象が強いドラフト組ですからね。
まあオデンさんにはブレイザーズも1位という活躍は望んでいないと思うので、それなりのプレーが維持できれば良いのでしょう。クオリファイング・オファーはその表れでしょうね。

デュラント並みですね。契約更新も視野に入れて下さいね(笑)
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