虚構の世界~昭和42年生まれの男の思い~

昭和42年生まれの男から見た人生の様々な交差点を綴っていきます

黄昏のモノローグ~訃報~

2017-11-28 07:16:42 | 小説
*このお話はフィクションです。

 50歳になると人の死に出会うことが確実に増えてくる。

 昨日、私の叔父さんが亡くなった。

 70歳だった。


 叔父さんはスキーの選手だった。私も子供の頃、叔父さんにスキーを習った。


 山を上から華麗なフォームで滑ってくる叔父さんはかっこよかった。


 口数の少ない人だった。


 子供はいなかったが、奥さんをとても大切にしていた。


 だからかもしれないが、私を自分の子供のようにかわいがってくれた。



 子供の頃の記憶が浮かんでくる。




 毎日毎日、日々、緊張しギリギリのところで生きている。


 そんな時に子供の頃お世話になった人のことをふと思い出すことがある。


 自分の人生はたくさんの人に支えられてきたことを改めて実感する。


 叔父さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。


 私は叔父さんから受けた数々の思い出を忘れません。




 久しぶりに晴れた空の釧路の街で自分は今日も生きていく。

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