虚構の世界~昭和42年生まれの男の思い~

昭和42年生まれの男から見た人生の様々な交差点を綴っていきます

釧路の街で~黄昏のモノローグ~働き方改革~

2018-02-26 17:26:35 | 小説
*このお話はフィクションです。

 「課長また今日も休みかよ。月曜日よく休むよな」

 「人柄はいいけど、ちょっと休み過ぎだよね」

 こんな声が廊下を歩いていると耳に入ってきた。


 私の世代は、月曜日にだけは休むなと教えられてきた。

 休日の過ごし方に問題ありと言われるからだ。

 這ってでも会社に行けと言われた。


 世の中は「働き方改革」の波が押し寄せている。

 私が思うに一番大切なのは、「休みやすい雰囲気」の会社組織を創ることである。

 有休を取るなど言い出せない雰囲気が私の会社でもあった。


 いや今も残存していると言ってよい。

 だからこそ、上司が休むものならここぞとばかりに攻撃する。


 そんな昭和的な対立の構図がある社風では「働き方改革」をいくら推奨しても無意味だ。


 お互いに支え合う意識を持ちながら仕事をすることが社員のモチベーションを向上させる。

 そして結果的に会社の業績にも反映する。


 そんな会社にしなくてはと肝に銘じている。


 今日も一日が終わる。

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