虚構の世界~昭和42年生まれの男の思い~

昭和42年生まれの男から見た人生の様々な交差点を綴っていきます

インスタントラブから本物の恋へ 1

2017-04-14 17:55:11 | 小説
 1990年代はカップリングパーティーの
全盛だった。職業別、年齢別など様々なコースに分かれた出会いのパーティーがたくさん開かれていた。

 彼は地方から転勤で都会
に出てきた27歳の男性。小学校の教師をしていた。
軽い気持ちで友達に誘われて彼は何度かそのパーティーに参加した。

 そこで彼は、一人の年上の女性と出会う。年齢は29歳。どうみても夜の世界で働いている雰囲気を満開にしている女性だった。


 彼は年上志向のタイプ。自分をぐいぐいひっばってくれる女性が好きだった。
彼女とも意気投合しカップルが成立した。
その後、彼女とのみにいきながら、二人は急接近する。
最初は彼のほうが彼女に強い思いを抱いていた。

しかし、彼女も小学校の教師として真摯に子供に向き合う彼の姿勢に次第にひかれていった。二人は急速にひかれあった。

しかし、彼女には秘密があった。それはかつて彼女は十代の頃、刑務所に入っていたこと。傷害事件を起こしていた。
彼女の人生はそんな修羅場を生き抜いてきた人生・・・。彼とは住む世界が違った。



 二人は結婚を意識しはじめるようになった。
 彼女はそこで自分の歩んできた生い立ちを話した。
 なくなった父親が暴力団員であったこと、妹たちも薬物などで少年院に入っていたことなど・・・・。

 彼にはわからない世界を歩いてきた彼女・・・。

 ただ彼は彼女といることで、自分が心からがんばれることを感じていた。

 ただ、環境の重さは・・・・・。


 この恋の結末は・・・


3 コメント

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感想 (あやか)
2017-04-15 22:33:59
ブログ拝読しました。
内容は、御自身の体験談なのか、少し創作をまじえた人生小説なのか、わかりませんが、読ませていただいて、複雑な気持ちになりました。
私自身、人生経験にとぼしい者ですが、さまざまな生き方の幸運と不運、社会の不条理、人と人との出会いの宿命、人間感情の複雑な機微などの事をお聞きしますと、言葉には言いつくせない思いが、心によぎります。
でも、私は、あくまでも、明日に希望をもって生きたいと思いますし、『愛の日』を信じて歩みたいです。
ブログ主さまは、まだ50歳におなりになられたばかりでしょう。
私が言う立場ではありませんが、これから楽しい出会いや、新たなご活躍の機会もあるんじゃないでしょうか。

★同窓会のことにも言及しておられましたが、私も同窓会は、あまり好きではありません。
学校時代の同窓会に行ったことがありますけど、もう昔の学友と話が合わなくなってしまってるんですね。
学校時代は、『貧しくとも、清く美しくいきよう』とか、『輝くあしたを見つめてがんばろう』と誓いあった友が、いまでは、職場の不平不満をたらたらのべたり、てっとり速い金儲けの方法についての話ばっかりしてるんですね。全然、価値観が変わってしまってるんです。ただし、わたしは学校時代と全然かわってはいません。
同窓会にいったら、『あやかちゃんは、昔とちっとも変わってないね』と言われます。もちろん、かならずしも、ほめ言葉ではありません。
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追加 (あやか)
2017-04-15 22:49:43
いま、くわしく拝読すると、ブログ主さまは、実際は、かなりの御地位でいらっしゃるみたいですね。
安心しました。
でも、どんな境遇になっても、生きる希望と青春時代の理想は持ち続けるべきだとおもいます。
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Unknown (Unknown)
2017-04-16 11:56:24
あかねさんコメントありがとうございます。文面から知的で素敵な女性であることが推察されます。悲観的な内容の文ですが読んでいただき光栄です。
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