
午後小さい

「どうしたの?」
「お買い物に行きたいのに 母さん連れて行ってくれんのー」
「じゃあー婆ちゃんが連れて行ってあげるよ」
と出かけました。

「カーネーション 母の日の」と言います
「兄ちゃんと僕のお小遣いで600円あるけど買える?」
スーパーに新しく出来た花屋さんへ
子供用にか?赤いカーネーション1本がセロハンに包んであります。
1本¥88-ですが気に入りません お店は大変忙しそうです。
赤いスプレー咲きのカーネーションを見つけてこれにする…買える?
心配そうです


それは1本¥100- それにカスミソウを入れてもらって花束の出来上がり
¥398-でした。所がスーパーで買い物をしてると
「婆ちゃん持って…かごを僕が持つ」
車に乗るとチャント大事そうに自分で持ってました。
恥ずかしかったのね。お花を持って歩くの




あぁー次男もそうでした。
キットあれはバアバの誕生日の事でした。
「母さん 何がいい?」と聞きます
「ほんとはね何も要らないけど どうしてもならお花1本欲しいな~」
「うん分かった」元気に出かけました…がしょんぼりして帰って来ました。
「ゴメン母さん お花どうしても買えなかった ゴメン」と言って
小さなお菓子をプレゼントしてくれました。

遠い昔の可愛いお話です。
やっぱり 男の子ね~ でした。


