記事は、広田会長の力作です。
5月27日、28日は、それぞれ長徳三段21才、大表三段26才の誕生日。そこで昨年に続いて今年もお祝いを兼ねてネット対局をおこなった。
初日は、下島陽平八段の解説があり、ズームでの観戦者約10名と一緒に、迫力ある攻防を楽しんだ。
昨年のような、上野愛咲美女流棋聖が入室されて「ハンマーパンチ」を披露していただいたような嬉しいハプニングはなかったが、それでもみなさんと次の一手を予想したり、ワイワイガヤガヤ楽しい時間を送れた。
昨年は、長徳さんが2勝1敗で、小学生のころから相手をしてくれた大表さんに恩を返した形だったが
今年は好調を維持している大表さんが連勝して、兄貴分の貫録を示した。
局後は、みなさんの祝福を受けながらの感想戦。
大表さん「とても刺激になりました。今年はやれる気がしているので、みなさんの期待に応えたいです」
長徳三段「厳しい手も多く、良い勉強になりました。強かったです」
小・中・高校生の代表選手たちも終始観戦していたが、「(全国大会に向けて」普段通りに、力を出せば大丈夫だよ。読みの力を鍛えてね」とエールを送っていた。特に大表三段は、中学・高校時代の全国大会の優勝経験者、アドバイスは響くものがあったと思う。
二人とも、今後も大事な対局が続く。いくらかでも励みになってくれたら幸いだ。
●大表vs長徳 二番勝負 1局目
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●大表vs長徳 二番勝負 2局目
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記事&写真: 風夢
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★好局選紹介
6月2日 名人戦予選B
大表拓都三段(白)対小林光一名誉名人(黒)
白172手以下略 白7目半勝ち
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白22(21の下)黒29(36)黒99(98の上)白126(129)
★大表三段感想
前回、昨年11月に小林名誉名人と対局したときと、白10手目までは同じ布石でした。
白58と59の交換が利かしで、少し白がポイントをあげたと思いました。
小林名誉名人は黒57で固くつなぐべきだったかと言っておられました。
また黒69、71がつらくて白が打ちやすくなったと思います。
順調な展開でしたが、白98が稼ぎすぎで、この手では108にコスミツケていれば良かったです。実戦は、黒101から105が好手順で、少し紛れてきました。
しかしながら、たまたまサバキが上手くいって、白156に回った時点で勝勢だと思います。
全体を通して悪い局面はなかったので、出来は悪くなかったのですが、白98の一手が反省です。
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