12月21日、二年ぶりに先生とお酒
が飲める碁会とあって、会のみなさんは、最初から張り切っていた。
参加者8名全員が打ち終わった後は、最近のへいちゃん先生の打ち碁の解説を堪能した
「H先生は、本当に長い間、高い中国流を極めようと、続けていらっしゃるんですよ。立派だと思います」
「プロは、(石の形が崩れてはいけないので)ここしか眼がいかないのです」
「ではみなさん、次に僕が打った手を当ててください」・・・・
参加者のレベルが高いこともあり、いつもより高度な解説が続いた。
そして、次の一手を当てた、NさんとTさんには、へいちゃんから扇子が贈られた。
「いやぁ、ちょっと考えればすぐにわかるはずだよ」と超ご機嫌なお二人。プロの着手が当たれば誇らしい気分になって当然でしょうね
碁とおんなじ位お酒が好きなみなさん、宴会の席になると、話が弾む弾む。おまけにお酒も進む進む、外は雪景色、ちょうど雪見酒が似合う宴だった。
「俺が強い」「君の方が強い」などアマの特権の力自慢の話題を皮切りに^^富山の碁界の思い出話やら、来年の秋の高岡とんぼ支部超50周年記念行事開催の話題、
そしてプロの世界の話や、へいちゃん先生が「棋戦優勝者選手権戦」のファン投票で1位になれるかどうか、など話題が尽きない。
「皆さん、少しお話していいですか」宴も中盤に差し掛かかり、へいちゃんのいつになく真剣な言葉に「いいよいいよ、何でも言って。俺らは飲んでるから^^」
と皆さんは相変わらず上機嫌。
「実は、かくかくしかじか、まだ仮の名称ですが、「中部総本部プロアマ混合囲碁団体戦」を4月11日に、名古屋の中部総本部で開催したいと思ってるんです」
へいちゃんが用意してきた要項には構想が記されている。熱い思いがどんどん言葉から伝わってくる。
◆対局姿をぜひファンのみなさんに見てもらいたいこと。
◆NHK戦などはテレビでもあり、割とよそ行きな姿だけど、実際はもっと動きがあったり人間的であること。
◆団体戦の魅力。
◆ファンとの距離をもっと近づけたいこと
などなどこのままだと朝を迎えそうな勢いだ。
耳を傾けていたみなさんも、かっては、職場で色々な企画を立ち上げて実行してこられた仕事の鬼たちだ。酒を飲む手を止めながら
「先生がそこまで頑張ってるのなら、応援したいね」「こうすればいいのじゃないか」「じゃ、おれたちは近くの温泉で一泊しながら、観戦に行こうか」
など、具体的なアイデアや景気の良い話も飛び出したりした。
同じ席で、小生も来年の企画として、へいちゃんが出された著書「初めての囲碁」を県内の全ての小学校の図書室に寄贈する計画がある事をお話ししたが
口に出すことで、ドリームズカムトル―、夢や目標が叶うスタートになるのだろう。
僕らきときとのみんなも応援してますよ。へいちゃん先生や棋士の皆さん成功を願っています、頑張ってくださいね。
文&写真 風さん