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お山にお宮がたちました

月の神様 西照神社

先週末、別格20霊場詣りを終えました。
記録のために、別格20霊場もゆっくり書いて行きたいと思いますが、最後の最後に辿り着いたこちらの月神の宮 西照神社が、本当に素晴らしく、知らなかったので思いがけなくて、とても感動しました。
こちらも呼ばれないと来れないとか言われているようですね。。。






こちらの月神の宮 西照神社は四国阿讃山脈・大滝山(946m)の頂上にあります。
かなり車で上がりました。



到着前に大雨が降ったのですが、到着と同時に雨は上がり、靄がかかり、神社内は神秘的な氣に充たされていました。

神様と感合して私の心は喜んでいました。
こんな素晴らしい神社が、こんな山の上にあるなんて、御神氣が凄くて、自然の静けさに風の音と、鳥の囀りが響き渡り、気持ちの良いところです。


お祭りの時にはお神楽が奉納されるようですね。



平安時代前期に空海がこの山に籠もって修行を行い、西照大権現を安置したことにより神仏混淆の山岳道場となったと言われているようです。

隣にある別格20霊場の第20番札所大龍寺の住職さんが、西照大権現は空海さんの22代前のご先祖の天忍日命神だと教えてくれました。

聖徳太子から役小角から空海へ。
妙見信仰、月神の信仰、大切にしないといけないと思います。

また、こちらの神社内には数々の言い伝えがあります。

大滝山西照神社の狛犬。
天保14年(1843年)に奉納されました。この狛犬がある夏の夜、ここを通りかかった母子が狼に追われて神社の祠に逃げ込んだところ、襲われそうになった母子をこの狛犬が助け狼を撃退したという伝説が残ります。


 
狛犬さんは優しいお顔で迎えてくれるのですが、ここから先に魔は入り込めないよう厳しく見守っています。



お詣りしたこの日は、夏の大祭の日だったようで、宮司さんにお会いできましたし、輪も潜ることが出来ました。
そして、風も無いのにひとつだけ紙垂がゆらゆらと踊り続けていました。
よく来たねと言ってくれているみたいで、本当に感動しました。



主祭神は
月読尊(つきよみのみこと)
田寸津姫命(たぎつひめのかみ) 
田心姫命(たごりひめのかみ)
市杵島姫命(いちきしまひめのかみ)

月の神様を祀る神社は全国でも数少ないです。
108お遍路をまわって、こちらに来なさいといわれたのかもしれない。
ここに来るためにお遍路をまわったのかもしれないと思うくらい感動しました。



拝殿前に聳える御神木の大杉は、阿讃県境の高峰大滝山の霊地に天を突くように生えており、幹周4.5米、樹高約50米の老木で通称、西照神社の千年杉と言われています。
樹令は500年、山頂の厳しい風雪にも耐えて根を張り枝を広げ、かくも雄々しく育ってきた御神木です。



この御神木は灯明杉といわれています。
西照神社の灯明杉にまつわる伝説は色々あるようで、とある夕暮れ時、ふと西照神社の頂を見上げてみると薄暗い夕闇の中から一筋の青白い閃光が上がって、その青白い光はしばらく光を放って消えたとか。



神宿る此の大木は神威恭々霊徳滲々西照神社の御霊験と相まって今も生き生きとこの霊峰に威容を誇っています。

この御神木を前に、自然と手を合わせ頭を深く下げました。
お導きいただき、こちらにお詣りさせて頂く縁を頂き感謝します。


御神木の横にはウサギの置物と願い石がありました。兎は月の神様のシンボルのようで、可愛らしい巫女さんが、帰りに可愛い小さなウサギのお守りをプレゼントしてくれました。





こちらは熊野神社。
伊弉諾様と伊奘冉様が祀られていました。



そして大宇宙根源の神を御守護なさる八大龍王様。





この後に隣にある別格20番札所大龍寺にお詣りしました。





これから、ゆっくり別格20霊場巡りの続きを綴っていきますね。




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