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お山にお宮がたちました

伊勢詣り

この10数年毎年、親友(仮名 熊さん)と伊勢詣りにいっている。ここ近年は私の姉も参加して3人でお詣りをしている。

田舎に琴さんと誠さんと行った数日後、3人で毎年恒例になっている伊勢詣りに行く事になっていた。姉は関東から新幹線で来て、私と熊さんは四国から車で京都駅に向かう。京都から女3人になって車で何百キロものドライブの旅が始まった。

車中は田舎のお山の神様の話で持ちきりだった。今年は熊さんたっての希望で伊勢に加え熊野巡礼もする旅になった。毎年この神社詣りでは何かをみせてもらっているので私にとってどんな豪華旅行よりこの年末伊勢詣りを上回る旅は無いと思っている。

今年は外宮参拝からはじまった。御垣内参拝をさせて頂き外宮本殿の鳥居を出た直後のこと。空を見上げると白鷺が一羽上空に現れ、それからゆっくり優雅に旋回して御神木の上にとまったのがみえた。

田舎の洞窟で白鷺が優雅に飛んだ話を車中でしていた後だったから、外宮で再び白鷺の旋回をみせてもらった私たちは思いがけなく有難くて感動して涙が出てしまった。

遠く遥々よく来たねと決して聴こえるわけではないけど間違いなくそう言ってくれている暖かさを感じさせてくれた。だから毎年伊勢の神様にお逢いにしに行く。パワースポットにパワーを貰おうとか、御利益をもとめてなんかではなく、ただこの一年の感謝だけを伝えに伊勢に向かう。

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