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曲がる

2006年11月29日 | フィット君の日記

「減速しないと曲がらない」S&Sで山野選手に言われたこと。

ブレーキを踏めば減速する、車が停まる。知っているはずのことができない。

日常、クルマを走らせていて身についた癖のようなものが出てしまう。クルマを信号で停まらせる時のようなだらだらとしたブレーキ、信号が青になった時のゆっくり踏むアクセル。それがどうしてもコース走行中に出てしまう。そんなだらだらした操作は運転してきた時間分、身についたもの。なかなか速い操作を体と頭がしてくれない。

わたしの体と頭がクルマを速く走らせ速く曲がるためにするべきことがどういうことなのかをぼんやり理解し始めたのは、S&S2回目の受講のパイロン走行の時。滑りやすい路面でパイロンを曲がりきることができなかった時に山野選手に指摘される。

どうして曲がれなかったのか、減速が足りてなかった、なぜ減速できていなかったのか、ブレーキを踏んでいなかったから。

「減速しないと曲がれない」あたりまえのこと、ですよ。

気持ちの余裕も少しは出てきたのだと思う。他の受講者の走りを見て、あんな風に走られたら楽しいだろうな、ということを思い始めてきて。メリハリとリズムのある走りのために、体と頭がやっとなにかを探り始めてきたように思った。

S&Sの午後は複合コースの走行とタイム計測があって、速く走ることが求められる。受講メンバーと速さを競うのではなくて、その日与えられた教習車の性能をどれだけ引き出せるようになれたのかを知るためにタイムを計るのです。

山野選手が走らせるシビックの横に乗り、山野選手の操作を見る。速い操作でよくわからないけれど、なにかを掴みたいと思う気持ちで見る。その後は自主練習。

山野選手は39秒台で走らせるコース。わたしの最初のタイム計測では53秒くらい、コンマ以下は忘れちゃいました。自分で設定した目標は50秒、そして最終タイム計測の結果は47秒台。S&Sレディースの時は最初が44秒97かな?ほぼ45秒、目標は44秒、最終タイム計測結果は43秒。

クルマの性能を引き出す走りが安全運転につながる、知らない領域を知ることが安全運転につながる。目的をキチンと持って受講すれば得られるものは大きいのね、ということが身に沁みましたょ。