親であること、毒になること #毒親かもしれない
このイベントの司会はリカヤさんという男の人で、俳優をやっていたりするらしいのだけれど、わたしのイメージは月花さんチーム、という感じで、なんというか世の中って狭いな。サブカルの世界にいる人たちはフォークダンスを踊っているみたいって友人が言っていたのだけれど、時を超えてもなおダンスは続いているのだな、など思いながら席についている人たちをチラチラとみていた。一方的に私が知っているだけのことでありなんとなく覚えているけれど、きっと覚えていないだろうなというような1、2度同じ場所にいたことがあったり、共通の知人がいてあいさつしたことがあったり、といったような人たちも会場にいた。
会場には赤ちゃん~乳児くらいの子供を連れていたひとがいて、ものすごくうらやましく思った。わたしにはできなかったことをしている、興味や好きを子供を理由にあきらめない親がそこにいて、会場に来ている大人たちがそのことを非難していなかった。わたしの感想でしかないけれど、気づかないところでイラッとしている人もいたかもしれないけれど、多くの人が子連れで来ていることをあたりまえに受け入れていた。
この空気感がいつでもどこでもあればいいのに!
毒親をテーマにつばきさんとりかさんがお話をして、司会のリカヤさんが男性側の意見?主張?感想などをポンポンと投げ入れ、いいリズムだったの。ただ・・・わたしはトークショーというものは初体験、初参加だったのでよくわからないのだけれど、来場客の発言にイベントのリズムが崩されていやだった。壇上からの問いかけであったからそのお客さんは答えたのであろうけれど、わたしからしたらお前の話なんぞ聞きたくないわ、ともう本当にいやだった。言いたいこと言って、言ってやったわ!って感じもダメだった、苦痛だった。リカヤさんその人を止めて!って念じたけれど通じなかった・・・。そりゃーそーだよねー。
質疑応答の時間を作る予定でいますので、講義中の発言はお控えください。わたしは療育のセミナーに参加するとスクリーンに注意書きとしてこの一文が必ずある。司会もこれを読み上げる。講義が時間内におさまらなかったときはごめんなさいと司会が謝って質疑応答の時間は割愛される。トークショーとセミナーは違うのかな? わたしは5秒でも多く壇上ふたりの言葉を聞きたかった。
それでも、そういうこともあると学べたし、トークショーとはそういうものなのかもしれないし。これも体験・経験。
りかさんの男の子は2歳から臭い、という発言にめちゃくちゃうなずいた。うちの息子も靴の臭いは2歳くらいから漂い始めていた。大泉さんは男児を育てていて、つばきさんは成人を過ぎたお嬢さんを育てたという、子供の性別が違って、子育て時期も違って、年齢が違ったり、時代背景も違う。なので、ふたりのお話が正反対だったりもするのだけれど、絶妙に噛み合うというか支えあうというか。リカヤさんマジックか? とにかく誰も敵にしない感じで毒親について語られていく。
飛び出す発言は興味深くうなずけることもあれば、当てはまらないこともあったりで、あたりまえなんだけれど。来ている親を壇上にいる出演者はアウェーにしないでいてくれたように思う。だからかな、そこに客の主張が邪魔に思えちゃったかな、それが残念だった。でもこれもわたしの勝手な感想でしかないので、なんともなー。だれのせいってことでもないな、うん。
(つづく、かも)
#毒親かもしれない