誰かの役立つかもしれないし、役に立たないかもしれない。

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児童相談所の一時保護からみえてきたこと

2021年01月13日 | 子育て

前回書いたブログがもう、去年のモノになっているだなんて驚いた。

2021年を迎えたが、今日もまだ子供は一時保護所にいる。

最初「最長2か月の保護期間」と言われていたので、年末には帰ってくるものだと勝手に思い込んでいたのだが、そうではなかった。最初から、児童相談所の職員とのやり取りに、いくつものすれ違いやこちらに取り違い(思い違い)があったことなどが徐々にわかってきた。このブログにたどり着いた人ならたぶんわかるだろう「児相に拉致された」「不当な一時保護」「子供が人質」などと言われること、これって本当にどうなっているのと思い悩んでいる親たちは、きっとたくさんいる。

助かっている子供もいるかもしれない。助かっている親がいるかもしれない。そういう場合もあるだろうことはもちろん想像できるので、頭から児童相談所や一時保護や学校からの通報、近所の通報、警察などの働きを真っ向から否定はしない。

ただもっとこうだったらよかったのに、という思いは尽きない。でもワタシがワーワー言っても変えようもないし、こうやってブログにあげたってさほどの効果はないだろうし、児童相談所がくるりといいほうに向いていくわけではない。ウチより深刻なケースもたくさんあるだろうから、難しいんだけど。そんで偉そうに書いてる気持ちはないし、不幸のマウント取りもやめてほしい。これはあくまで、ワタシの思ったこと起きていることであって、あなたと比べることではない。

 

検索すればわかる通り地域によって児童相談所の対応は異なるし、職員の当たり外れもある。これは、事実だと思う。

我が家の場合は職員がハズレで、とにかく進む話も進まなかった。

児童相談所職員でまず最初に現れる相談員、ケースワーカーとか呼ばれるところもあるのかな。地域を担当している相談員が受け持つ親子問題の窓口になって、児相の扱うべき問題かどうかを審査する会議に持って帰ったり、自宅訪問に来たり、相談というより話を聞いてくれる人。この最初につく担当の能力の差で子供が帰ってこない期間が無駄に長くなるように思う。ここで、保護者はハズレを引くと話はこじれ頓珍漢な方向に進み、児相職員が「親の態度が反抗的である」「反省していない」と受け取ったら話は進まない。だから一時保護から子供を早く返してもらうために~的な弁護士や経験者たちの語る「児相職員に刃向かうような態度をとるな」といったアドバイスが検索すると出てきてしまう。

サイアクでしょ。親子に嘘つかせるのが児相のシゴトなのかって思ったわ。

ワタシは去年、本当に追い詰められてしまって「親子心中、自死の可能性がある」という精神科医の診断書も児相に送ったのに、その時職員からは何の連絡もなく、子供は保護されない。わたしは毎日毎日死にたい死にたいって、気持ちがどんどん削られていって、子供に向き合うこともできず、子供は学校に自分からは行かない、ご飯も子供が食べたいものしか食べない、一般的に言われる日常生活が送れず、感情もなくなっていってた。おそろしいほど無気力。子供のためになら出来るでしょう、親なんだから…といったことができないでいることにも苦しみ、子供に伝えるべきことも伝えられない日々が1年くらい続いていた。困って困って、助けてください!って手を伸ばして、馬鹿正直に話をして恥も捨て、子供とワタシの間がもう限界なんです!!!って訴えて、やっとつながった児童相談所の一時保護になりかけた時「子供が望んでいないから預かれない」「行動観察保護になるので最低でも1か月もしくはそれ以上なら受け入れます」と職員は言う。じゃあそれでいいから、となっても「子供が望んでないの保護できない」

ワタシは1週間~1か月くらい預かって休ませてもらいたかっただけ。いろいろな機関に相談して休んだほうがいいから一時保護頼んでもいいんじゃないのかな?といった助言もあったから一時保護というものを使いたかっただけだったのに、ハズレ職員だったので「行動観察保護」じゃないと預かれないの一点張りだった。

そして、家出しようとする息子を縛った。そのことを息子が学校で先生に言ったので、学校から児相に通報、保護になった。「保護希望」を出していたのに、保護されず「虐待」で保護された。

こうなってしまったわけもあるのだけれど、そこはもう家庭内の話で、ひどいことをするなあと思う人もいるだろう。確かにワタシがしたことはひどいことには変わりないし、責められても仕方ないけれどさ、アナタには言われたくないから。ワタシはアナタではないし、アナタはワタシではないから、分かり合えないこともあるってだけだから。なんで子供産んだの?とか言われそうだけどね。子供かわいそうとか。こういう話はさ正義という暴力をかざしやすいから、怖いんだよね。(話が逸れちゃいましたね)

子供を保護しましたという連絡をもらって、ワタシは思ったよ、事件を起こさないと保護されないんだ。だったらもっと早くやっちまえばよかったな、クソ!!ワタシは鬱状態にあって、精神科からお墨付きまでもらって助けてくれって言っていた。虐待につながる前に保護できる時間が児相にはあったのに動きやしない。なんだお前らマジ使えねぇな!

でね、これをワタシはその時、知識がなかったから馬鹿正直にほぼほぼ書いたとおりに職員にぶつけちゃったの。担当職員が無能だってわかってなかったから。どういう態度をとれば心象好く受け取られるかなんて考えもしなかった。そのまんま気持ちを伝えたよ。そしたらね、話は全然進まないまま無駄に1か月が経っちゃった。

一時保護になった後、とんでもない喪失感と児相への不信感が募る。でもね、ワタシみたいにハズレ職員だと見抜けず本音をぶつけると全然ダメ。無能職員なんて後にならないとわからないだろうけれど、反省している態度でとにかく、その窓口になる無能(かもしれない)職員から「支援課」の職員に代わってもらわない事には話は停滞するということが分かった。

支援課の職員につながるまでにあっという間に2か月位が経って、その間無能職員は別になにか解決策を提案するでもなく訪問し、話を聞き、子供たちがこう言っているがどうなんだ、事実のすり合わせ。こちらの質問には「答えられません」「規則なので」…全く話が動かないから弁護士に相談して、ウチの場合は「この職員が無能なんだ」と気づけたんだけれどね。

弁護士に相談して分かったことがある。児童相談所の一時保護解除のためのフローチャートは存在する。無能な職員はそこから外れている家庭を支援課につなげる会議に話をあげてくれない。会議にかけてもらう材料を早めにそろえれば、おそらくは話の進み方が変わると思う。実際変わったしね。ただこれは我が家の話。

うちの場合は「虐待」があったので、まず虐待だったことを認めて反省している、これから同じことが起きないためにこのように考えている。ワタシは継続して精神科に通い心理カウンセリングを受ける。子供と離れる時間を作るために子供を預かってくれる場所を探す、…ほかにもあるけれど割愛。そういった具体的な「これからのコト」を伝える。まずこれが肝。今まで子供にこんなにも尽くしてきた、やってきたことは残念ながら「一切評価対象になりません」でした。

うちの場合はとにかく話が進まなかった。だって、すでにやれることやってきていたから。療育センター、区役所、小学校、スクールカウンセラーに相談し、ワタシも精神科に通い、療育のセミナーに出たり、ASD息子を預かってくれる宿泊施設を利用したり・・・この先もこういった生活を続けていくことへの絶望もあって、正気じゃなくなっていったのに、さらにもっと「やれ!」って児相職員は求めてくる。で、そんなのできないって言ってしまったらふりだしに戻ってしまうので、1個でもいいから「これからはこうします」という姿勢をみせないと無能職員は納得しない。というか、会議にかけられるお土産をコチラが持たせない事には動けないんだよね。職員に知識がないから。

児相職員のアタリ・ハズレによって、保護期間の長さは変わると思う。おかしいよね、こういうことに地域差とか職員の能力の差が出るなんて。

2か月が経過するかなという頃にして、やっと支援課につながった。イマココ、ですよ。

戦いは続く。。。