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conscience

my diary

学歴社会、勝ち組は誰なのか?

2022年01月11日 | 日記
 私の経験からしても、「やったふり」「先送り」「縦割り」「組織防衛」が公務員組織の欠点であると思うし、公務員に限らず、ある我が国の閉塞感を生んでいる一つの原因であるも考える。そして、それは、我が国の学歴競争社会が原因である可能性がある。学校で認められたエリート達とは何なのか。確かに、頭脳的に優秀で、特に試験にパスするという能力は秀でているだろう。しかし、それなら、国民の過半が高学歴となった現代日本における、この停滞と社会に漂う閉塞感は何なのか。公務員に限らず、日本全体が、冒頭にあげた欠点まみれであるのではなかろうか。
 コロナ対応にしても、そうではないだろうか。一昨年、武漢で都市封鎖までしたというニュースが流れても、他国のことと軽視し、春節の中国人旅行客を止めようともしなかったし、昨年来、この疾病についての数々の経験があるのに関わらず、オミクロン株が流行しつつあるという情報を得ていたにも関わらず、この年末年始での帰省等への注意喚起も不十分であったし、外務省などは、駐留米軍の入国時の検査が不十分な上、米軍人がノーマスクで外出しているとの情報もあったにも関わらず、それを無視していた。組織的な情報集中と分析に基づく意思決定が徹底されていないと言わざるを得ない。
 最近、高齢者宅からの出火事件や、家庭内殺人・死体遺棄事件などでは、50代の独身の息子や娘が80代の親と同居していたという案件が報道されることが多い。電車内などでの無差別殺傷事件でもそう感じたが、この日本は、正常そうに見えて、根の所では病んでいるのではなかろうか。東京の新築マンションの平均的な値段は、8千万円近くであるという。韓国でマンション価格が高騰しているというのは聞いたことがあるが、我が国でも同様の傾向があるのだろう。サラリーマンの平均年収の十何倍の価格で売り出しても結構人気があるという。でも、考えて見ると、ローンを組んでも、それを返し終わるのは人生が終わった頃になってしまう。でも、昔と違って、大企業でさえ、そんなに長く存続が保障されている時代ではない。公務員でさえ、安泰とは言えない。そんな流動性に満ちた時代となっているのではなかろうか。しかも、首都直下型地震の確率が30年間で70%とも言われている。それが本当とすれば、こんな危険なことはない。それでも、東京でサラリーマンで在り続けようと思っているのだろうか。気が狂っているのではないか。
 昔、出張で来ていた東京の某大企業のIT関係の若手の社員と話をしていて、当方がかなり田舎であることに驚いたという話をされたことがあるが、それから十数年後の今はどうであろうか。彼は、相変わらずそのまま在職しているのだろうか。むしろ、リストラの対象となったか、それとも転職してしまったかのどちらかの可能性が高いと思っている。当方の町では、東京のマンションの半分の価格で、広い間取りの部屋を購入することも出来る。どちらが、良かったのだろうか。
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