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conscience

my diary

愚かを知る

2025年05月20日 | 日記
 【愚(おろ)かの者とて愚かを知るは、まだ賢(かしこ)し。賢しとおもふ愚かの者こそまことの愚かの者とは云ふ。】という諺があるが、この言葉から連想するのは、「米を買ったことが無い。」と言い放った現農水大臣や、この発言を聞いて、賢しげに、「これは、公職選挙法の寄附に当るかも知れない。」と言った橋下弁護士などである。
 現在の日本では、貧富の格差が大きくなっていて、シングルマザーや高齢貧困者などでは、米を買おうにも買えないという人が現実にいる。それを、農業政策を担当する農水大臣ともあろう人が、言うことにこと欠いて、「自分は支援者から米を頂いているので米を買ったことがない。売るほどある。」とは、気かが狂っているとしか思えない。米価を下げるようにと、再三石破首相から言われているのにも関わらず、実効的な対策を打つ能力も無いくせに、この発言には腹立たしいのを通り過ぎて、情けなくて仕方がない。何故、米価が下がらないのか、卸売業者が利益を取りすぎていることも原因の一つだと思うが、それよりも、耕作者が高齢化してきて、機械代や肥料代などが高くて、過酷な労働の割には売渡し価格が低く抑えられてきたため、離農者が増えている現状がある。このままでは、近い将来、米作農家はいなくなってしまうという瀬戸際にある。そんな危機感が、この大臣にはあるのだろうか。
 橋下弁護士のワイドショーでの発言も、この人は、フジテレビと中居氏の擁護派だとは以前から思っていたが、農林水産大臣の発言を聞いて、言わなくても良い知識をひけらかしたつもりなのか、「寄付行為に当たるのではないか、政治資金の収支報告書を点検してみるべきだ。」とは、弁護士とも思われない見当違いの発言であった。例え、支援者から貰ったとしても、自宅で消費する分には、公職選挙法は関係無かろう。そんなことも判らないで弁護士を続ているのには恐れ入る。中居氏が、「暴力行為を伴う性加害をしていない。」と言う主張をしていて、それに対して、橋下氏がいらぬ知恵を付けたことによって、中居氏は、弁護士軍団を引き連れて第三者委員会の結論に反論するという挙に出て来たが、確かに、以前の刑法上での性加害の解釈では、殴ったり、脅したりして性行為をしたことによることであったが、現在では、立場上の格差を利用して性行為をするということも性加害と捉えられる可能性がある。また、行為後の期間の経過により直接的な証拠は残っていないだろうが、それなら、中居氏が、何故、9千万円もの多額の和解金を支払ったのだろううか、単に、男女間の交際上のトラブルというのなら、そんな高額な和解金を支払うはずがないだろう。中居氏は、何を意図して、今になって反論しようとしているのかも分からないが、それこそ、今以上に、男として、人として、どうなんだろうか。情けなくて仕方がない。また、幾ら、弁護士でも、そんな男の味方をするなんて、何を考えているのだろうか。私にはわからない。
 永野芽衣さんが、主として女性達からバッシングを受けて、CMや次期ドラマから降ろされているという。彼女は、一応は反省しているようだし、何が悪かったのかは身に染みて分かったことだろう。考えてみれば、子役から人気俳優となり、清純派というレッテル張りがされたばかりに、こんな酷い目に遭っている。自己責任と言えば言えるかもしれないが、これ以上、彼女を非難する必要は無い。これが、例えば、歌舞伎役者であれば、同じような不倫を報道されても、何もなかったように仕事をしている。清純派というレッテルが剥がされたばかりに、ベッキーの場合もそうであったが、執拗にアンチによる非難を受けている。ここでも、男女格差がある。清純派と言われていたばかりに、若手女優であったからとして、世間から許してもらえないのは、度を越しているのではなかろうか。俳優なんだから、役を演じる場合だけではなく、私生活でも外に向けては、永野芽衣というパーソナリティを演じていただけだろう。折角、長年積み重ねて来た俳優としてのスキルが、ここで断たれるというのは悲しい。今後は、清純派という殻を脱ぎ捨てて、演技の上で世間を驚かしてもらいたいものだ。かといって、裸になったり、AV的な映画などには出なくても良い。そんなことは期待していない。
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