YOASOBIの楽曲を聞き始めてから、まだ数日しか経っていないが、何か、聞いているうちに心に響くものを感じている。彼らの楽曲の歌詞は、小説などを元に作られているそうだが、ラップ的なものを除外してみると、過去に聞いたことのあるような歌詞と曲調でもあり、視聴者が、真似をして歌ってみたり踊ってみたくなったりと、tik tokなどのSNS時代を意識した戦略が取られているようで、早くも英語バージョンまで作られていて、一億回以上の再生回数を記録するなどバズっているようだ。歌い手のレベルとしては、他にもっと上手な人もいると思うが、ラップ調でヘタウマな高い歌声と裏声は、聞いていて飽きさせないものがある。私はボケ対策として、英会話などをしたり、小説などを読んだりしているが、年のせいか、一時間もすると飽きてしまいがちになるし、毎日生活していく上で苛立つことも多いが、そういう時に彼らの曲を聴くと、何か心躍るようなリフレッシュ感がある。今は、何に対しても短期間で消費しては捨て去ってしまう時代でもあるし、彼らも、同様の傾向の楽曲を作り続けていたのでは直ぐに飽きられてしまうかもしれない。彼らが今後どう進歩してゆくのか、それとも一発屋的に終わってしまうのかは興味深いものがある。
論語に、孔子の言葉として、「吾、十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑はず。五十にして天命を知る。六十にして耳順ふ。七十にして心の欲する所に従へども、矩を踰えず」とあるが、年齢など意識することなく、心の欲する所に従いたいと考えている。
私が思うに、YOASOBIの楽曲の歌詞そのものは、恋愛などへの幻想や憧れをベースにしていて、年齢や経験を重ねてきた世代からすると、若い世代に特有のものにも思えるが、しかし、現実を忘れて、アニメなどの世界感をその時だけ共有したいというのは、どの世代にも共通しているのかもしれない。
徳島県の新キャッチコピーとして、「やさしさ、いきいき徳島ぐらし」というものを再び県のホームページ目安箱宛に投稿した。