それからまもなく知り合ったのが吉村家の人たちでした。
最初は吉村さんに口癖のように「なるようにしかなりません。」ばかり言っていたので、きっと変わった人と思われていたと思います。
そのうちに、健康の為に水晶をなんて言っていたのでしょう。
そのころ吉村さんの娘のまいちゃんはヤンキーの見本みたいな女の子で、第一印象は、大丈夫かな?!でした。
何が大丈夫かは分かりませんが、向こう気のあらい気性で、何かにつけて質問と理屈をこね回す典型的な現代の女の子でした。
でも、何か私との因縁を感じたのも確かな事で、何だろう?なんて想いが横切った、吉村さんと合ったときにも似たような感じがあって、なんてすばらしい感性の持ち主なのだろうなんて感じたのは確か、でもちょっと因縁めいた物がどこかに潜んでいるよに思えて仕方ない様な気がして、何だろうか?なんて感じていました。
毎日がゆっくりと動き出し、月に何回かおじゃまして色々な話しを聞くように鳴りまし。そうこうするうちに、まいちゃんの、悪さや飛の悪さの話しが笛だして、???
でも、私にはどうすることもできないので、話しを聞くだけ担っていました。
そのころからかもしれません、水晶の力で何か出来ないか考え出したのは、そしてあのお寺に行くことになったのです。
よく晴れた日曜日、電車で嵐山へ、てくてく歩いて見覚えにある門の前にやってきました。
「ごめんください!」
なんて言って中に入っていったと思います。
記憶が飛んでいるので、事実関係は別にして、こうだっただろうと書きますが、許してください。
「どなたかおられませんか?」
「まあ、あがりなさい。」
突然、後ろから聞き覚えのある声がして、振り向くとそこにはあのお坊さんが立っておられました。
「おじゃまします今日は相談が合って来ました。」
「まあ、とにかくあがりなさい。」
「はい、」
また、差し向かえの前と同じ場所で座ることになり、何故か懐かしいものに似ている、暖かい物にふれたような感覚になり、心が落ち着くのが自分でも不思議なくらい分かるのです。
「今日は、水晶をどうすればうまく使えるのか、教えて欲しくて来ました」
「水晶で何をしたいのですか?」
「水晶はどんなことが出来るのですか・」
「何でも出来ます。」
「なんでもって言ってもどうすればいいのですか?」
「水晶を感じてご覧なさい、話しができますよ。」
「どうして話すのですか?」
「水晶のもつエネルギーを感じることです。」
「どうしたら感じるのですか?」
「無になることです。」
「無、ですか?」
「そうです、無になることが水晶に限らず、すべての物に対しての原点なのです。」
「???」
「今は分からないでしょう、でも、今から貴方の体験すること、貴方が本当に感じたことが、すべて無の中から生まれ育っているのです。」
「無、って何ですか?」
「無とは何もないことです。」
「何もなければ、何も起きないし、何も振り返らない、何にも始まらない、そんな感じがするのですが?」
「そうです、何も始まらないし、何も起きない、だから無、何もないのです。」
「何故無から水晶が感じられるのですか?」
「水晶は自分で生きている、水晶に限らずすべての物かこの世の中で何かのために生まれ育ち、そして朽ちてゆく、そして無になる。」
「では、一つだけ、もう一つだけ教えて下さい、その人生の時の流れの中では。逆らうこと出来ないのですか?自分で考え行動している事さえ決まっている定めなのですか?」
「今、わたしに分かる事は、人それぞれが生きている事、それぞれが因縁をかけていること、人それぞれがこの世に生まれて、それぞれが人生を歩く、その中で、本当に自分を見つめるためにどれだけの感覚を、自覚を、そして教えを身につけてかによって、生きる事に自分に自信を持つことが出来る、それが人生、生きる事なのです、そして水晶は、いやほかの物でも良い、それ自身が素直に生きておれば良い、素直に輝いていれば良い、そんな中で人に時の流れの中で生きる波動の中で同調できる物であれば、紙でも良いし、その人にとっては大切な人形でも良いのです、写真一枚でもその人に合う波がそこにあればそれで良いのです、そのことを貴方はやっと気ずいてくれた、そしてここにやってきた、だから今から、貴方は無を知ること、無を伝えること、無をいつでも自分の中においていくこと、そして一番大切な、自分を知ること、このすべてが、今貴方には与えられるチャンスが訪れているのです、だからここに来た、そして私は貴方に伝えるためにここにいた、それだけの事です、ばかげているなんて考える人がいたら、その人は救わなければいけない人なのかもしれません今貴方に伝えることは、貴方自身が本当に無を自分の物にして、そこからの始まりを感じて欲しいのです。」
「無なんて簡単に言っていますけど、どうすればいいか分かりません」
「貴方はもう無の見つけ方を心得ているはずですが、そのことを貴方は、理解しかけている。」
「・・・。」
会話は約2時間続いた後、帰り際に、なんだか頭の中が混乱している自分に気がついいた。
そして、また、元の生活に戻り時間に流されることに。
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