ウインドサーファー(今はゴルファー) エアロのタイ日記

タイでのウインドサーフィン事情や日常生活など情報発信しています。でも、タイでは風が吹かずすっかりゴルフにはまっています。

何から書きますかね・・・長い一日でした

2010年05月19日 23時06分33秒 | タイ情報
朝起きるとヘリの音が聞こえます。でもそれ以外はいつもと同じ変わりない朝です。

アパートからスクンビット通りに出ても兵士もいない。しかしラマ4通りに出ると煙が上がっていました。歩道橋から人も沢山見物しています。

このビデオを撮り終わった後、催涙弾か何かが打ちこまれていました。ビデオ撮りたかったです、残念残念。

会社に到着してインターネットチェックしていると朝から軍による強制排除が始まっていたそうです。軍が本気になれば武力が違うわけなので意外にあっさり終わるかもって期待してました。

ルンピニ公園も軍が奪回したなど情報が入って順調かと思ってましたが、午後になってアソークの嫁からアソーク駅近くで煙が上がっているって情報が入り、Nさんと相談して流石にアパートを出る決心をしました。

今のアパートを紹介して頂いた不動産屋さんに連絡して、今夜泊まれるホテルを探してもらいました。トンロー駅周辺はもう一杯でプラカノン駅のホープランドをN家含めて2部屋予約してもらいちょっと安心してました。2部屋空いていたけど3500バーツと3000バーツの部屋が一部屋ずつ空いているだけで、「私たちを3500バーツの広い部屋にしておいてね」って今思えば呑気な事を言ってました。そして、ドライバーに連絡して嫁をホープランドまで送るようにお願いしました。

この日は嫁から頻繁に実況メールが入ります。銃の音が聞こえるってメールが入り、Nさんの所に行くとシューティングがアソークであったらしいとスタッフよりNさんも情報を得ていました。こうなると嫁も下手に外に出るよりはアパートの中に留まった方が良いかもと相談、でもドライバーは既にアソークに向かっています。

僕は日本語が話せるメンバーに状況を伝えてシューティングがあるから無理して近づくなとタイ語で運ちゃんに伝えてもらいました。でも運ちゃんは「たぶん行けます、でもボスが行けと言えば行くし、戻れと言えば戻ります」おいおいそう言われちゃ~戻~れ~って言うしか無いじゃん。で、バンナーにいるらしく、バンナーで待機してもらいました。

Nさんの所に行って「運ちゃん危ないですよね?。僕は待機させてます」と伝えるとNさんの運ちゃんは事件が好きみたいで問題ないってアソークに向かっちゃたそうです。で、Nさんの運ちゃんに嫁とNさんの奥さんを託して、僕の運ちゃんでNさんと共に行動しようと決め、運ちゃんを会社に呼び寄せました。

って言っている内にデモ隊の首脳がデモ終了宣言を出して警察に出頭したと情報が入り一安心しました。しばらくすると嫁からもアソーク付近問題なさそうだからプラカノン駅のホープランドに向かいますっと3時ごろメールが入りました。これで安心安心、大丈夫そうならアパート移る必要もないけど、アソーク周辺は夜電気がストップするかも?との情報もあって予定通りホープランドに向かいました。

しかし、今度は各地で火事が発生しているとの情報です。セントラルワールドまで火事になっているって情報をメンバーが入手し、バンコクの友人の会社はもう強制帰宅しています。我々は?って聞かれましたが帰って良いよとも言えず仕事をしていると人事から4時半に全員帰宅せよと全社員にメールが発信されました。20:00~夜間外出禁止令が発令されるため直ぐに帰宅しなさいとの連絡です。

Nさんに帰宅しようと電話をかけても既に掛かりにくい状態になってました。嫁からも電話は掛からないからってメールで連絡を取り合います。メールによるとスクンビット通りは大渋滞で1時間半経ってもプラカノンに到着していないとのことです。

しばらくするとプラカノンのホープランド横で爆弾爆発があったらしく、警察も多いし、電話ボックスはなぎ倒されているし、セブンイレブンも襲われていてアソークよりも雰囲気良くないからバンナーに向かいますとメールが入りました。

Nさんと相談してバンコクは夜外出禁止だしバンコクよりはバンナーの方が絶対安全だからノボテルバンナーに向かうことにしました。ノボテルバンナーに着いたのは何時だったかな?良く覚えてませんが嫁たちが先に到着していましたが空き部屋は無しでした。既にバンコクを避難していた人達や空港からバンコクに行けない人達で一杯だったようです。

シーコンスクエア近くのホテルに行ってもやはり空いておらず、Nさんの奥さまが友人と連絡を取り合い数件のホテルの電話番号をGETしてくれたお陰でグランドインカムホテルの予約が取れました。スイートしか空いてないらしく4200バーツも取られましたが、もう何でもOKです。

ホテルのフロントでは電話が頻繁になっていたので同じ様にホテルを探している人達がいるんでしょうね。場所は良く分かりませんが部屋から空港が直ぐ近くに見えました。

何かカビ臭い、トイレも水臭い、普段は利用されていない部屋の様な印象ですがもう泊まれるだけOKです。

でもって8時ぐらいかな?腹ペコで夕食をホテル内のレストランに食べに行きました。

(N家とホッとして夕食)

レストランもお客さんで一杯です。店員のおっさんも額に汗一杯かいてまぜかテンパッテました。豚肉のバジル炒めをメニューで指さして注文しても、全然違う所を指さして「これですか?」って確認してきます。「目玉焼きも添えてね」って言うと「カップ」と言います。で、N家の注文を聞いた後に、またメニューで全然違う所を指して「これですか?」っと確認してきます。もう、まるでコント見ているようでした。「目玉焼きも添えてね」って再度念を押して言うと「カップ」と言います。

散々またされたあげく目玉焼きが付いてこなかったのは言うまでもありません。もう疲れて文句言う気にもなりません。

ここまで来ると清算も間違ってくるとしか思えません。やっぱ清算すると600バーツぐらいなのに1300バーツになっています。コントではなくてドッキリの撮影かと思うほどのお約束です。

修正された伝票見ると585バーツです、でも、こうなったら中身しっかりチェックするぞっとチェックすると4本頼んだ水が95バーツで4で割り切れんし、僕が頼んだのは100バーツなのに120バーツになっているし訳わかりません。

20バーツぐらいどうでも良いけど、意地になって100バーツになるまで交渉しました。今度は携帯取り出して電卓機能で足し始め、「605バーツ」って何で120バーツを100バーツにしたのに高くなってんねん!ってツッコミたくなりました。
それに100+100+100+120+120なんだから繰り上がりないから電卓いらんやろ!
っと気づけばこの屋台飯みたいな食事が終わるのに2時間かかっちゃいました。店員さんもデモで動揺していたのかな?

疲れて寝たかったけど明日の会社があるのか無いのか連絡が来ません。メールが混み合っているのか?デモの状況もテレビ見ていてもタイ語でさっぱり分かりません。で、電話の混み具合を確認するついでにU君に電話してみるとあっさり繋がりなぜか涙声です。
「デモどうなっている?」って聞くと、
「ごめん、ニュース見てない。借りた白い巨塔の最終回見ている。なんだ財前死んじゃうのかよ~」
「お前が死んでしまえ、この役立たず!」って言い放って切ったのは言うまでもありません。

しばらくするとU君から電話があって
「セントラルワールドが焼け落ちそうだ」って情報です。
「そんなのとっくに知っとるわ!この非国民が!」って言い放って切りました。

今日はもう心底疲れ果てて寝ることにしました。