米ドル円、１０８前半からミドル堅調な小動きにイライラ
日本時間は動かないNY時間２２時過ぎまで押し目「買い」場、こないのか
１０８割れ待っているんですけど・・・
ユーロ円、１６６、８０位が今日の天井と思ったら１６７台に乗せる
安値１６６、４０スタート位置から、現在までの高値１６７、１７
米ドル円 6/16 予想レンジ 107.50 -108.40
先週のドル・円相場は、週前半から米高官によるドル安牽制発言が相次ぎ米利下げ打ち止め観測が広まったため、ドル買いムード一色となった。また注目されていた週末の大阪Ｇ8では為替について踏み込んだ討議はなく、為替相場への反応は特段見られていない。さて今週は、週明けから相場を動かすイベントが多数控えている。まず本日NY時間には4月対米証券投資が発表される上、バーナンキFRB議長やラッカー・米リッチモンド連銀総裁の講演が予定されている。両氏による発言は今週のドル相場に大きく影響を与えると予想され、前回FRB議長が「インフレ期待を抑制すべき」と発言した以上の強い内容となれば、米利上げ観測がいよいよ本格化し一段とドル高になる可能性がある。また翌17日には、米5月生産者物価指数や5月住宅着工件数が控えている。生産者物価指数においては原油高騰の影響からコアは予想値から大きく振れないと見込まれているが、結果が下振れるとドル売りに傾斜する可能性があるため注意したいところだ。
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(6/16)ドル：朝方はG8財務相会合の共同声明が為替に直接言及しなかったことや、額賀財務相の「為替問題について特に議論はなく、協調介入も議論しなかった」との発言を背景に、一時108.00円付近まで小反落。しかし、ポールソン米財務長官の「強いドルは国益。米国の長期ファンダメンタルズがドルの価値に反映されるだろう」と発言のからドル高基調に変化はないとの見方が強まったことや、仲値決済でのドル需要もあり、108.35円付近へと上昇した。その後、一進一退が続いたものの、日経平均が、G8財務相会合が無風に通過した安堵感や、サウジアラビアの増産報道を受けてNY原油先物がアジア時間の取引で133ドル台後半まで下落したことを背景に前週末比400円近く上昇したことから、終盤は108.55円付近へと続伸し5カ月ぶりの高値に接近した。米国の強いドル支持姿勢が各国に歓迎されており、FRBのインフレ警戒姿勢とあいまって、ドルに対する信認が急速に回復しつつある。108.60円付近を上抜ければ、昨年124円台から下落した幅の半値戻しの水準である110円台が視野に入ってくるだろう。強気スタンスを継続したい。なお、今夜は米証券大手リーマン・ブラザーズの第2四半期決算発表に注目が集まるが、同社は既に追加損失と増資計画を発表しており、新たなショック材料とはならないとみる。
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