二回目は、副反応が重く出るから今日明日はダウンしても良い場所で安静を!とのアドバイス。
早目に退けてオリンピックじゃなく、何故か?CountDownTVライブを微睡みながら流し聞く。
ボカロによる曲制作だから…製作者の個性が手っ取り早く作品になり次々と世に出てくる。
何もボカロ出じゃなくても……ITの『合理化』が一曲の完成をドラスティックに早めてるせいなんだろうか……?
一人の、一組のアーティストの才能が『使い込まれて消費されていく?』そんなイメージが浮かんだ。
アニソンのリサ、ジャニーズ達、アイドルグループ、米津玄師、ヒゲダン、……早出ししなきゃって事情?……『熟成が間に合わない?』そんなニュアンスである。
鮮烈な才能と見えた彼等の初見から見る見る内に世の中に『消費されて行く』流れを禁じ得ないのである。
何時まで待っても『メインディッシュが出て来ない』創作料理屋さんのコースみたいで、コマ切れのカルトが延々と流れ続けている?って感じである。
1997年の1位は……ルクプルの『陽だまりの詩』だった。2位はビーズの何時もの調子のなんかの曲、3位はジャニーズだった。
メインディッシュを張れる、豊かな才能と情念がジックリ熟成を果たした『染み込んで来る曲』を心底聴きたいって思った。
ハイトーンボイス流行りだけど……それで何?
一時のラップばかりが溢れてた時に似ていて
ラップを使って(手段)、ハイトーンボイス使って……『何を表現したいの?』という手段と目的の根本的関係が主客転倒している。
ボカロも手段でしょ?……ボカロに使われちゃイケないよね?……ソレ使いこなして、自分の剥き身の才能のありの丈を世の中に、投げ付けて欲しいな?と思った。
アレもコレも、今は、今はってウルサイのよ。
『個性を消費されちゃ駄目!』なんだと思う。
その個性で世の中をこき使って欲しいのである。
小器用でキレイ……耳に残るけど心には残らない。世界観も意外に狭いし観念的な歌詞が羅列されてる。
人間の『原初的』、『根源的で基本的』ってのがイマの時代求められている最もレアなモチーフだと改めて思った……。