スマホのカメラ機能とか？アップルウォッチの健康情報とか？……。
笑ったのはアップルウォッチが位置情報を発信しながら救助要請したというCM……。
その前に……そんな羽目に陥るアドベンチャーする『人間の心構えに問題があるんじゃね？』と思った。
そこまでのリスクに備えてくれなくても良いんだけど……そんなシチュエーションに陥るおバカはほとんど居ないから？……なのに自己陶酔気味にそんな本末転倒を真面目にウリにしてたから……笑った。
『アレ出来ます』、『コレ出来ます』、『こんな機能開発しました』……絶えずそればかり。モチベーションの仕切りのコンセプトは『新開発技術・機能』しかない。
ソレって日本の携帯がガラパゴス化してしまった『目的なき手段乱開発？』と同じ轍をふんでいるんじゃね？……と感じるのです。
需要を持たないユーザーが無理から手段にお付き合いしてるの図である……。
Windows95によって開かれたインターネットへのルート。ホームページってのが出来るんだって？となって一般ユーザー達はホームページ作成に血道を上げた。ソコには『ネコちゃん、ワンちゃん情報』が溢れ返ったという微笑ましい記憶。
必要を持たない人に突然『手段を与えるの図』の誤謬は以来ずっと続いているのかもね？
素晴らしい『情報発信の手段』が『発信すべき情報のない人』に『遅れちゃ駄目！』と半ば強迫的に与えられるのである。
延々と続くラインの交信……。伝えたい事より新しいスタンプ披露が主な動機になってたりね？
気の利いたスタンプはあっと言う間に伝搬して新味を失う様に……ネコちゃんや犬に疑似化するアプリに大の大人が飛び付き……直ぐ一般化して飽きられ捨てられていったよね？
やたら目を大きく加工するアプリも同様に……『それ？ホントに盛れてる？』と我に返ったユーザーがさっさと捨て去っていく。
自分を表現する！……というのは自分の絵を描く事に似ている。
絵筆を変えても、テンプレートから引っ張って来ても……アプリを使っても……リードタイムを稼ぐ間もなくその『画風は一般化・アリキタリ化』してしまう……。
『どんな自分を』、『こんな自分を』伝えたい！！という『必要・目的』を持ったとき初めて他に例を見ない『個性表現』は実現するのである。
自分の個性表現を実現するネタ探し……一体何処を嗅ぎ回っているのですか？
映える店？場所？風景？……そんなの直ぐ『皆が殺到してアリキタリ』と化しちゃいます。
情報発信、情報発信とそればかり口にしてるけど……『あなたは自分のどんな情報』を『どの様に伝えたいのか？』それを知っているのでしょうか？それを分かって上げているのでしょうか？
IT騒動もソロそろ一段落のユビキタス時代。
次の量子コンピューター時代までの狭間の貴重な時間です。
『自分ルネッサンス（復権運動）』に傾注して上げないと……そろそろ自分って奴がエンプティになっちゃいますよ？……そう言いたかったのです。
