サンチョパンサの憂鬱

初見でおおよその……

初見でおおよその人の判断はつく……。
自分以外の自分に関する『異見』を受け入れるか否か?……である。

ある高校教師が先輩の『伝説の教師』とされる人から聞いたという話を僕にしてくれた事がある……。

本人に自覚あり自己変革のモチベーションがある場合は年齢に関係なくその人は必ず変化を遂げる事が出来る。

しかし行き詰まった状態のまんまで『指導・矯正』しようとする場合は女には25歳の壁がある……と。
因みに男の場合は30歳迄がチャンスなのだとか?

夫婦で店を!って企画を依頼され……それが煮詰まって来ると『女の頑なさ』が障害となって立ちはだかる事が多い。

大きなネックスとなる問題解決の為に行う指摘は……その女に取っては触れられたくない『逆鱗』である場合が多い。
使命感に燃え敢えてそれを演ると……逆怨みとなるだけである。

振り返ってみると……そのカリスマの教師の説は大正解であった。
同じ人間であっても『年齢の壁』は確実に存在した……。

メンタルの成長の為の基本は分野によって『様々な旬の時期』というものがあるのだと企画を通して、つくづく感じたのだった。

男女ともその年齢を過ぎたならば……『自分の気付き』だけが頼りなのである。
自己変革の為の本物のモチベーションを得るには自分が自分を見張ってチェックして生きて行く他はない……。

良い意味での『自己の上方破壊活動』が止まる時……その人の老いが住み付く時なのである。

若い時に指摘された時は『自分の本題』として素直に意気揚々と取り組める事が……旬の時期を過ぎて同じ指摘をされるとその女性の『コンプレックスそのもの』を突いてしまうのである。

自分が認められずに温存してきた部分をズバリと指し貫かれ、コンプレックスを『図星し』で看破されてその人は怒りに狂うという運びとなる。

生きて行く上で……『本当の事』は使うタイミングと相手を見なきゃ駄目!と年配の工務店の人が言った。
自分で決めさせてその通りに進めよう。

そうすれば高慢な態度は自分自身に祟るだけだから……。それでも彼女は『自分以外の何かのせいにするだろう』……と。
しかし自分から拒絶したのだから少なくとも俺達のせいには出来ないからね……。

手に負えない人間を諭そうなんてするな。求められた時求められた事に応えとけば良いのだ……と彼は言った。
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